Devote（青）

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朝、目が覚めると
いつものように隣で寝ている亮平君の寝顔を見て安心する。


「亮平君…ずっと一緒にいてくれるって…約束だよ。」


小さな声でそう呟く。
スヤスヤと寝ている彼の髪の毛に触れてみる。


あんなに愛してくれた夜。
亮平君に触られたところが全部分かる。


亮平君の背中のほくろの数
それは私だけがしっていると思ってた
……多分。優子さんも知っているのかな。


亮平君が目を擦りながらうっすらと目をあけた。


「ん？起きた？」



「うん。少し前に…」



「おはよう。Aは今日はなにするの？」



「今日は出かける予定なの」



「そう、誰と…？」



するどい目つきで聞かれる。




「うーんと…翔太君と出かける約束してて」



「…そっか。どこ行くの？」



「アウトレット行ってくるね」



「…遅くならないようにね」



「うん。」



「Aもっとこっちに寄って」



亮平君が私をギュっと抱きしめる。
身長の高い彼の胸の中で息ができないくらいに抱きしめられる。



「もう一回聞くね。Aは誰のもの？」


亮平君の言葉に迷うことなく




「もちろん、亮平君のものだよ」



ギュっと抱きしめられた胸の中でそう呟く。




「俺、分かるからね。Aがその男となんかあったりしたらすぐに分かるから。そしたら俺、がっかりするなぁ」



「私は亮平君のことはがっかりさえないよ」



そう言うと亮平君の私を抱きしめる力が弱まった。



「信じてるからね」



「うん」



私が亮平君を裏切るわけがない。





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