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「庭の手入れもするし、料理も作る？だからお願い。ね、Aさん！！お願い」
ほうとうを食べ終わったあとにイケメンは私に訴えかける。
庭の手入れをしてくれて、料理もしてくれるなんて…なんていい話じゃないか。
うーん。どうしよう
「でも、私…君のことなにも知らないし…」
「え、あんなに昨日自己紹介したのに。もう一回します！目黒蓮、大学生です。先週、友達の家を追い出されてネットカフェを転々としてました！で、昨日駅前にお酒を飲んでいるAさん見つけて、寒いから一泊くらい泊めてくれないかなっと下心を持って近づきました！雪降っててビールをベンチで飲んでるなんてぶっ飛びすぎてるから多分泊めてくれるなって」
素直にペラペラとしゃべる目黒くんを見てたらとても悪い子じゃない気がしてきた。
「で、声かけてみたら案外Aさんもノリノリで家に連れ込まれました。で、何倍かビール飲んだ後に自分の部屋でダサいスウェットに着替えてきて、焼酎飲む姿を見て、手を出す気なくなりました。」
素直だな。ほんとうに素直だな。
「家もまさかの一軒家でラッキーって感じ」
素直すぎる。
「え、もしかして…彼氏とかいる？」
目黒くんの一言で翔太の顔が浮かんだ。
彼氏じゃないし
なんなら…セ フ レにもしてもらってなさそうな
子どもみたいな彼のことを思い出した。
「いないけど…」
「じゃあ、きまりですね！3か月後に出て行く！絶対に出て行く！」
目黒くんはテーブルに頭をつけてお願いしますと訴えかける。
「うーん。料理と庭手入れと…掃除もできる？」
私の言葉にパッと顔を輝かせる。
「掃除は怪しいけど頑張る！！」
「あ、あと…就職したら3か月分の家賃も払ってね」
私の言葉にぼそっと「せこいな」
と言った言葉を聞き逃さなかった。
「え？なんか言った？」
「何にも言ってない！あ、後片付けもします！」
そう言って洗い物を始めた目黒くんを見て
まぁいいかと思えた。
最近は翔太のことばっかりで
辛かったし
このイケメンと一緒に住めば
なにか新しいことも始まるかもしれない。
洗い物をする目黒くんを横目に携帯をひらくと
「明日暇？」
と翔太からメッセージが来ていた。
昨日も会ったのに？
嬉しい…思わずにやける。
いけないいけない…
無視、無視。
きっと明日には無視ができなくなるのは目に見えているけど。
頭を横に振りながら
洗い物をする目黒くんを見て心を落ち着かせた.
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nono(プロフ) - 晴子さん：表現の仕方について言われるととってもとっても嬉しいです！ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2022年1月27日 7時) (
レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
晴子(プロフ) - 表現の仕方がとても好きです。青なのか…黒なのか…どっちも違う意味で癖になるキャラクターなので、最後にどうなるのかが楽しみです！ (2022年1月27日 0時) (レス) @page4 id: b5ad09120c (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - なつみさん：ご指摘ありがとうございます。誤字脱字…日常的に多いので気を付けます。これからもよろしくお願いします。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - soraさん：ありがとうございます。順次更新していきますのでこれからもよろしくお願いします。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - とても面白くて続き早く読みたいですが、誤字脱字が気になります。 (2022年1月26日 21時) (レス) @page45 id: eab4cc85b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nono
| 作成日時：2022年1月23日 21時
