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今日も目まぐるしく一日が終わりを迎えそう。
最後に頼まれた仕事を素早くこなして退社する。
営業部に行った時に翔太と一瞬目があった。
でもすぐに逸らされて、心がズーンと落ち込む。
忙しすぎる仕事に追われてすっかり家に残してきたイケメンくんのことは忘れてた。
都心にある一軒家は両親が残してくれた大事な財産。
就職して次の年に両親は事故で他界した。
もう3年前のこと。
今は両親の残してくれたこの家で一人気ままに過ごしている。
小さな庭は母親が手入れしてくれていたあの頃とは少し違うけれど、それでも少しでも残るように毎朝の水やりに週末の草取りはかかさない。
今日は水あげてなかったなー
花壇を見ていると家の中に明かりがあるのが見えた。
げ、あのイケメン…帰ってないな
玄関のドアを開けて部屋の中に入るとイケメンがキッチンに立っている。
「あ、Aさんおかえり！」
「え、帰ってって言ったよね？」
「そうだっけ？合鍵くれたからさ、」
「そういう意味じゃない」
さっきから気になっていたけれど何やらいい匂いがする。
イケメンがなにやら料理をしてくれている。
「寒かったでしょう？Aさんのためにほうとう作ったよ。座って座って」
「え、ほうとう？」
思わずキッチンの椅子に座る。
「ほら、昨日Aさん言ってたでしょう？家に帰って来て温かい料理があれば最高って。もうできるから待っててね」
何だかそんな会話したようなしてないような
思い出せそうだけれども思い出せない。
色んなことを巡らせていると目の前にイケメンが作ったらしきほうとうの入った器がだされた。
本当にいい匂いで。
思わずゴクリ唾をのむ。
「ビールも買ってきたよ」
そう言いながらテキパキとコップにビールをつぐ。
もうなんにも言い返すつもりはなくてコップに口をつけた。
そうしながら彼をチラリと見ると
彼も目の前の椅子に座ってビールを飲む。
恐る恐るほうとうに口をつけると
「おお、おいしい」
思わず声が出た。
「あーよかった！！」
イケメンと目があう。
ニコリと笑うイケメン。
え、これは？
え、なんだこれ。
この破壊力は。
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nono(プロフ) - 晴子さん：表現の仕方について言われるととってもとっても嬉しいです！ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2022年1月27日 7時) (
レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
晴子(プロフ) - 表現の仕方がとても好きです。青なのか…黒なのか…どっちも違う意味で癖になるキャラクターなので、最後にどうなるのかが楽しみです！ (2022年1月27日 0時) (レス) @page4 id: b5ad09120c (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - なつみさん：ご指摘ありがとうございます。誤字脱字…日常的に多いので気を付けます。これからもよろしくお願いします。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - soraさん：ありがとうございます。順次更新していきますのでこれからもよろしくお願いします。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - とても面白くて続き早く読みたいですが、誤字脱字が気になります。 (2022年1月26日 21時) (レス) @page45 id: eab4cc85b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nono
| 作成日時：2022年1月23日 21時
