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「えーAさんって〇〇大学なんだー頭いい。僕なんて3流大学だから就活大変だな」
お酒が進んできて急にグチグチしだす目黒君。
「やりたいこととかないの？」
「思いつかない。大学生あるあるだよ。僕、普通なんだよね。別にとびぬけて何かできるわけじゃないし。顔だけってよく言われることあって」
少し不貞腐れたような表情する目黒君が急に愛おしくなる。
「目黒くんは普通じゃないよ。」
「え？」
「目黒君は全然普通じゃない。まず、雪降ってるのにベンチでビール飲んでる変な女に声かける時点で普通じゃない。」
「それは…」
「あと、優しい。本当に優しい。勉強はできないかもだけれども、賢いと思う。こんなに私のテリトリーに入ってきて…すんなりと。こうやって1週間で馴染んでる目黒くんは全然普通じゃないよ」
私の言葉に目黒君は照れたように笑った。
「あ、あと…普通って誰と比べて普通なんだろうね」
私が言うと目黒君は何かを考える仕草をする。
きっとこの顔面で私には到底分からない何かを日々感じて生きているのだろうな。
「私も自分のこと普通だなって思うけど…目黒君は私のこと変わってるって思うでしょう」
「うん。かなり」
「だから…自分は自分が普通に思うんだろうね」
「なるほど…」
無造作な
目黒君の髪の毛に急に触れたくなってわしゃわしゃと左手で触れる。
「ちょ！Aさんやめてよ！」
恥ずかしそうに私の手を阻止するような仕草をする目黒君。
自分と同じシャンプーの匂いがした。
「悩め悩め、今のうちにいっぱい悩んでおけ！！」
「おう！ない脳みそフル回転する」
急に背筋を伸ばした目黒君がかわいくて思わず声を出して笑った。
何がツボだったのかわからないけれど、そのあともずっと2人で笑いっぱなしだった。
気になるユーチューブを見たりしてずっと笑った。
本当に本当にこんなに充実した楽しい土曜日は久しぶりだった。
3時ごろまでずっとそんな感じで、そろそろ寝ようかと別々の部屋に帰った。
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nono(プロフ) - 晴子さん：表現の仕方について言われるととってもとっても嬉しいです！ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2022年1月27日 7時) (
レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
晴子(プロフ) - 表現の仕方がとても好きです。青なのか…黒なのか…どっちも違う意味で癖になるキャラクターなので、最後にどうなるのかが楽しみです！ (2022年1月27日 0時) (レス) @page4 id: b5ad09120c (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - なつみさん：ご指摘ありがとうございます。誤字脱字…日常的に多いので気を付けます。これからもよろしくお願いします。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - soraさん：ありがとうございます。順次更新していきますのでこれからもよろしくお願いします。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - とても面白くて続き早く読みたいですが、誤字脱字が気になります。 (2022年1月26日 21時) (レス) @page45 id: eab4cc85b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nono
| 作成日時：2022年1月23日 21時
