これ以上俺のこと突き放したら…俺死ぬから：青 ページ1
・
「これ以上俺のこと突き放したら…俺死ぬから。」
降りしきる雨。
マンションのエントランスにずぶ濡れの翔太が
本当に死にそうな顔でそう言う。
「翔太…ごめん。帰って」
もうこの言葉を何回彼に言っただろうか。
「ほんとうに死ぬから」
翔太は真っ青な顔で熱のない唇でそう言う。
私はなるべく目を合わせないようにするけれども彼に肩を掴まれる。
「なぁ、寒いから…部屋入れて」
朝からずっと振っていた雨。
急な雨じゃないのにどうして傘も持たずにびしょ濡れなのかは大体わかる。
「………シャワー浴びたら帰ってね。」
そう言うとニヤリと笑った彼は私の後に続いてエレベータに乗り込んだ。
今日も私は
選択を誤る。
それに気が付いた時はもう彼の腕の中。
エレベータの中、壁に押し付けられて唇を重ねられる。
息ができない
苦しい。
もう、ずっと苦しい。
酸欠でボーっとしているとバッグを勢いよく取られる。
エレベータが開いて右手首と掴まれて引っ張られる。
あぁ、
なんで私はこんなにバカなんだろう。
引っ張られて、私の部屋の前につく。
翔太は私のバックから鍵を取ってドアを開ける。
靴を脱ぐ暇もないままに引っ張られてリビングに着く前に
フローリングに押し倒された。
「お前さ、まじで…おれ死ぬよ？いいの？」
私の上に馬乗り状態の翔太は目が映ろ。
ずぶ濡れの髪の毛から雫がしたたる。
「まぁ、俺死ぬときはお前も一緒だけどな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 515人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nono(プロフ) - 淘蒼toaさん» 実は依存系の話かくの好きです。これからもっと過激になるかもしれませんが…私の性癖爆発をどうぞご覧あれ 笑 応援よろしくお願いします！ (2022年5月16日 22時) (
レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - くぅさん» 本当にいつもコメントありがとうございます。とっても励みなってます。重い青さん、大好物です。。この短編は自分の思いがままに、私の性癖などを爆発させていく予定です。応援よろしくお願いします！ (2022年5月16日 22時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa(プロフ) - 新作おめでとうございます！翔太くんに依存されてるのか依存しちゃってるのか、、、ハラハラドキドキしてすっごく面白いです！次の投稿待ってます！ (2022年5月16日 7時) (レス) @page2 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ(プロフ) - 連載始まった中での短編集スタート、嬉しいです！個人的に重々な青さん...大好きです...！いつも同じような言葉のコメントになってしまいますが、ほかのメンバーも楽しみにしています。続編もnonoさんの無理のない範囲で密かに期待しております。 (2022年5月15日 22時) (レス) @page3 id: f5d9d1d575 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nono
| 作成日時：2022年5月15日 22時
