51 ページ2
ナツメ視点
お正月...みんなで集まってハッピーニューイヤーとかあけおめって言いたかったんだけど...酒呑くんと島之内先生がいるなんて聞いてない...
「ナツメちゃん...大丈夫なの...?」
「た...多分?」
「姫!あけましておめでとうございます!」
「姫はやめて!」
「酒呑くん鬱陶しいって言われない?」
「トウマ...そういう事は言うな...」
そっとアキノリがトウマの口塞いでるんだけど...ところでAは...ってかわいい...1人だけ意気込みが違うんだけど...
「若様お手を...」
『大丈夫...でも走れないのはきついかも...』
「では尚更...」
『大丈夫って言ってるでしょう?...それに必要ないと言ったはずなのに...護衛ならば護衛らしくしてなさい』
また見たことない妖怪護衛にしてる...というか私よりそういう呼び方が似合いすぎてる...あ...そういえば王族なのか...一応....
『ごめんね...みんながせっかくだからて言って着させられたの...』
「すごい似合ってるわ...」
「うんうん!お姫様みたい!」
「紫煙様...あまり似合ってな」
「すごい似合ってるよ...でも下駄だし転びそう...手を繋いで良いかな...?」
『ありがとうトウマ』
「若様!?なんで俺はダメなんですか!?」
『黙りなさい』
扱いよ...妖怪の方に自己紹介を頼めば天狗らしい...いやいや...烏天狗と天狗って親戚みたいなのに扱い方よ....というか酒呑くんも華麗にあしらわれてるし...
『...トウマあっちに行きましょ』
「そうだねおみくじひきに行こう?」
「おいおいお前ら!マイペースかよ!」
「ついてこないでよ!姫命令!」
「ナツメちゃん...もう慣れてるんじゃない...?」
しかもサラッとAもあんたも帰りなさいと言い放ったし...いや....扱いよ...でもまぁ...最強すぎる護衛がいる訳だし...大丈夫そうね...
「天狗にあんな言い方良かったの?」
『良いのよ...変態だし』
「そういうことじゃねぇ...」
『最近みんな過保護過ぎるのよ....お風呂とかか寝る時とか...トイレとか....正直鬱陶しくてたまらないわ』
前言撤回...予想以上にやばかった...というか慣れてるのもあれだけど...おばばさんの元に行っておみくじを引かせてもらった...なんかすごいこと書いてある...
「これ全部オババが作ってるんだぜ」
「へぇ...すごい当たりそう...」
「ねー」
『...こういうの未来予知って言うのよね』
書いてある事がありそうで...ちょっと怖がってる...まぁ..多分これからみんな起きるわよ...
29人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椛 - とても面白かったですいつも更新してくださるたび喜んで読ましていだたいています続き待ってます!!✨ (10月10日 23時) (レス) id: fd0ff1a17a (このIDを非表示/違反報告)
クラウド - 面白かったです!大変だと思いますが掛け持ち頑張ってください!! (10月9日 7時) (レス) @page14 id: ed3a16762d (このIDを非表示/違反報告)
蛇炎 - いつも楽しく読ませていただいています!いつも面白いお話を書いてくれてありがとうございます!! (10月1日 20時) (レス) id: fd0ff1a17a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のうな | 作成日時:2023年9月27日 23時