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トウマ視点
幻魔って個々で存在できるんだ....いつもだいたい僕に憑依してたから...というか...Aくんは本当にお松にしか信頼を寄せてないのかな...?完全に隠れちゃってる...
「だが...術が解けたと言うのなら私達とも戦えるであろう」
「たしかにな...よしいっちょここらで実力を...」
『ひぇ....』
「お待ちください...A様が戦うなど...」
「でも仮にでも幻王ならば...私たちと戦えるだろう?」
そういえば..,.朱雀の攻撃にも避けることしかなく...反撃を見たことがない....もしかして....戦えない...?
「あの....もしかして...戦ったことない?」
「たしかに反撃してこなかったしな...」
「厄が降ってきたけどね....でもそれはもう無いし...」
『...我...基本部屋に引きこもっておりましたゆえ...そ....それに....力の使い方も分からぬゆえ...た...戦った事がないのだ....です』
あ...やっぱり...そりゃ幻王の力も封印されてたらそうなるでしょうね...あと人見知りなのかな...?そろそろ顔が見たいなぁー
「トウマ...多分違う...私たちにも恐怖心があるんだと思うわ」
「そうみたい...隠れちゃう」
『す....すまない....人が多いところは好まないゆえ...お...お松が傍におらんとま...まともに話せる気がせん...』
「どうです?可愛いでしょう?朱雀様」
「その...後で土下座をさせて欲しいのだが...」
「思いっきり必殺技放ったもんな....」
「まさか幻王様だったとは思わなかったのだ!しかも...ご子息様がいらっしゃったことも一切聞いたことない!」
「そりゃそうでしょう...暗殺されたらたまったもんじゃありませんよ」
『ひょぇ....』
でも僕が今1番まともに話せてるよね...さっき話せたし...でもやっぱりまだ触れることには戸惑って居るようだけどお松がガンガン触ってるもんな....
『お....おまちゅ〜』
「久しぶりにお会い出来ましたが少々痩せられましたでしょうか...人間界にはピザという食べ物があるそうです....食べたことは...?」
『ない....我が触るとだいたい腐るから...』
「じゃあ....チョコボーあげる」
「は!?俺様のだぞ!」
「ジーたんの!」
「ダメだよ!そもそもこれ俺のだし!」
『わ....我もいりませぬゆえ....ご....ご安心を』
すごい遠慮しちゃってる....というか泊まる場所...そういえば今日僕の家空いてるんだよね....泊めようかな...?
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
