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ナツメ視点
耳としっぽが揺れている少年...ただ...雷とさほど変わらない威力で電気を落とした...昨日は火災と水害に出会った...もしかしてこの子も...
「僕は落雷!厄災おねーちゃんの器のげんおーを回収しに来たけど...おねーちゃんの体のところまで案内してくれてありがとー!」
「ちっ...カイラ気づいてたか?」
「いや全く...!」
「白虎様も気づかれてないので...仕方がないかと...あと...火災と水害と同じ一味かと...!」
「火災ねーちゃんと水害にーちゃんに頼まれたんだよー!僕なら遠距離で行けるからって!」
可愛い顔してすごいこと言ってる...本当に目的が分からない..でも...Aを狙っているってことは分かる...白虎がすぐに戦闘態勢になる...Aは二三歩下がった...
「あ!...良かった!...自分から離れてくれて」
『え...ぁ....』
「僕ね〜雷をいっぱい使えるし貯めれるの!だから...光の速さで動けるんだ〜...苦しい?苦しいよね!」
『ｱｶﾞｯ...は....な....ひれ...』
「ダメダメ...げんおーにはもっと役に立ってもらうから...」
白虎でも反応できなかった...?首をキュッと掴まれていて...苦しいのが目に見えるのに...助けたくても助けられない...Aも一生懸命...こっちに目線を送っている...でも...次第に...スっとハイライトが消えた...
「かわいそー...諦めちゃった...」
「Aちゃん...!」
「これ以上来ないほーがいいよー...元々傷が深かったんだし...こうなるの...目に見えてたくせに...何もしないなんてかわいそー」
そう言いながらケラケラと笑い引きづって夜桜の前でAを置いた...そして手をパンッと叩いた....振り向いてこちらにニコニコと振る舞う...鎖が引きちぎれる音...そして...目覚めた厄災....
「厄災おねーちゃんおはy....」
「...くだらねない...小さい子いじめてどこが楽しいのかしら...」
「夜桜...じゃなくて...厄災!?」
「白虎...昔通りでいいよ...ようやくピースがハマったさ...チビちゃんのこと頼んだよ」
「おう!」
「げほ....な...なんで厄災おねーちゃん殴るんだよぉ...!」
「簡単だよ...気に食わなかった...なぁ...落雷...私さぁ...小さい子供好きなんだよねぇ...小さくて可愛くて...昔のお投見たいでさぁ...」
「ひ...ぃ...」
「2人に伝えな...ばーかってな」
一発目の威力とは日にならない威力で思いっきり殴った...星になりそうなくらい天高く飛んで...もしかして...空天のお姉ちゃんも凄い強いの...?
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
