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トウマ視点
あ...ようやく起きたみたい...眠そうな目を擦って何とか起きようとしてる...かわいい....
「おはよ...Aちゃん」
『びゃっこ...?おはよぉ....』
「だいぶ寝ていたな....」
「まぁまぁ...仕方がねぇ...よく考えりゃ妖怪の中じゃぁ...まだまだよく遊んでよく寝る子供だ...」
「エンマ様とカイラ様も見た目はそうでしょう?」
「なっ...私は充分だ」
「お...じゃあ仕事休んで良いんだな?」
白虎から降りて手を繋いで歩き出した...白虎が微笑んでる...やっぱり可愛いくて仕方がないんだね...というか...ボーイはいつまで嫉妬してるの...?
「...ぶー」
「ボーイも行けばいいじゃん...」
「そうよ...」
「ちげぇ...俺様だとまだ少し怖がられるんだよ...」
「.俺と一緒か...」
「俺は鬼だからな...」
「酒呑童子だもんね....」
歩いていけば厳重な扉が...なんかヤバいの封印してそう...Aは反応してるのかそっと扉に手を伸ばした...のを急いで白虎が掴む..そしてそのまま引き寄せて抱きしめた...
『...?白虎...?』
「はぁ....はぁぁぁ...あぶねぇ...」
「よく気づきましたね...強固な封印がされていまして...手筈通りに外さなければいけないんです...A様も無意識に手を伸ばされておりましたが...御気おつけて」
『...す...すまぬ...白虎もありがとう...し...しかしこんなことも見抜けぬとはやはり幻王しｯ....ﾑｷﾞｭ?』
「それ以上言うなら...今度は俺の口で塞ぐぜ?...それに...俺はAちゃんに守られるより...守る方が得意だ」
「サラッと言うわね...」
「さり気ない愛されてると伝えてる...白虎さんふぁいとー!」
「ごめん僕よく分からなかった」
「分からなくていい」
「え...?俺もなんだけど」
「知らない方がいいこともあるんだぞ...」
どうしてだろう...脳内から純粋無垢天使いぇーいって聞こえる...あとトウマはまだ知らない方がいいって言われてる気がする....一方で扉が開いた先に...厳重に鎖で縛り上げられている...夢で見た人....夜桜がいた...
『...よなおねーちゃん』
「あ...れは...夜桜じゃねぇか...」
「あの人が...空天のお姉さん...」
「厄鬼...」
「警戒しろよ...何が起きるかわかんねぇんだから....」
「そう!何が起きるのか分からないの!!」
いきなり知らない声が聞こえ...しかも雷が落ちてきた...ぬらりひょんのおかげで直撃は避けられたけど...その方向を見れば...バチバチと全身に雷をまとった少年がたっていた
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
