3 ページ4
ナツメ視点
ケースケの証言だとこの竹林のここから消えてったから...ここから入ればいいのよね...にしても前入ったけど合わなかったわよね....居ないんじゃないの...?
「結構ジメジメてるでうぃす」
「安心してくださいナツメさぁん!このミッチーがお守りします!」
「はいはい」
「ナツメさんは大変そうだね...」
「酒呑くん...ナツメでいいのよ」
「そうだぞハルヤ前までアヤメさんのことも姫姫って言って追っかけてたし...」
「なっ...だから...ｯ!?警戒しろ!結界に入った」
酒呑くんが酒呑童子になったと思ったら...剣武魔神達も剣から実体へと変化する....どうなってるの...!?
「うわ...なんで...」
「我はわからん...玄武分かるか?」
「...幻王様なら出来るだろう...だがもう亡くなられて...」
「んじゃあ...ご子息様じゃねぇの?」
「ありうる...この気配知っておる」
先に進めば毒沼のような場所...橋がかかっているがほとんど腐っていて...渡るのも危険だ...その橋の上にケースケが話していた白い衣を纏った子がこちらに背を向けてたっていた
「いたぁぁぁぁ!?」
「あの子!あの子だよ!!」
『...また...人が迷い込んだか...』
声的にはまだケースケと同い年に感じる...ただ衣服的には義経と同じくらいかも....くるりと振り向くがやっぱりベールで顔が見えない...
「あの...少し話をしてもいいかな...?出来ればそっちに行きたいんだけど...」
『やめた方がいい...今日はいささか....怪魔がよう集まる...妖と共に居るのなら我の結界から容易に出れるであろう...早急に帰れ...そして二度と我の前に現れるな』
「ちょっと!その言いようはないんじゃないの!?私達は心配し...きゃ!?」
「ナツメさぁぁぁん!?」
『どんどろ』
橋を少し渡っただけで足場が崩れ毒沼に落ちそうになった時に変な妖怪に助けられる...そしてそのままみんなのところに...アキノリが...凄い声出してる
「どんどろって...地獄に封印されてたはず!」
「さようだ!下がれアキノリ!」
『...どんどろ我の厄は上手いか?』
「どんどろ〜♪」
『そうか...このまま厄神として生きるのも...悪くは無い』
口元が悲しそうに笑う...もしかして...あの子が...ならここで食い下がる訳には行かない....すぐにジバニャンとコマさんを呼び出す...何とかして...あの子を足止めしなきゃ...たぶんあの子は今の現状を全く知らないから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
