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トウマ視点
ゆっくりとテーブルから出てきて蒼色の瞳を輝かせる...ただ近寄ろうともせずにその場にちょこんとといるだけ...
「...まず...朱雀がお主に攻撃を当てようとしたことに謝ろう...すまなかった...本来は朱雀が謝るべきだろうが...1度幻獣に戻されておるからビビっておるのじゃ」
『...お...お松から聞いた...幻王様の事を幻王ちゃんと呼んだと...あの後お松と一緒に作った花冠渡そうとしたら怒られた....』
「なぬ....」
『でも大丈夫だ...その後幻王様が一緒に寝てくれたゆえ...は....も....申し訳ない...です...敬語が外れてた...です』
口元をきゅむっと手で塞ぐ...あ...可愛い...ただ玄武はそっと頬を撫で頭を優しく撫でる...子供の扱いにたけてるなぁ本当に...
「Aだったな...儂はA様に使える剣武魔神だからな....敬語は要らぬ...儂の事も玄武と...さぁ...呼んでみよ」
『げ...げん...ぶ?』
「なにか御用か?」
「2人っきりの空気だけど僕もいるからね...?」
「俺様も参上」
『ﾐｨｨｨｨ!?』
勢いよくテーブルの下へスライディング...ただしスパッツは丸見え...狭いところが好きだね...あ...ちょ...ボーイ足を掴んで引きずっちゃダメ...あ...
「どっこいせー!」
『ピッ!?』
「不動!あかん絶対鳴ってはいけん音したぞ!」
「え...あ....血が垂れてる...」
「...オグ...トグ...モグ....救急箱」
「そうだと思って」
「持ってきたぞ」
「持ってきたイェーイ」
『やっぱり...こわいぃぃ....おまつぅ...』
どうやら思いっきり擦りむいたにはおでこ...不動明王ボーイにはもれなく玄武のげんこつがついてくる...僕達は血を止めて消毒して...ガーゼを貼る
「痛かったね...」
「可愛いのに台無しだぜ」
「あぁいうのは待つんだぜ」
「痛いか?イェーイ...?」
『...ん...んぅ...?』
首がカックシカックシとなっている...つまり泣き疲れて疲れたのだ...するとそっと玄武が抱っこしてくれたし僕の部屋まで来てくれた...そして手馴れた手つきで寝かせていた...
「...寝顔はやはり似ておられる」
「そっか玄武がいちばん長生きだもんね...」
「あぁ...それに...この子はきっと強くなる...」
玄武が動かないなと思ったけど...どうやら指を掴まれてるよう...若干赤子らしい1面だけど...行かないでの意思表示なんだろうなぁ...その後僕も隣で眠りについた...いつもより暖かくて...よく寝れた
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
