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白虎視点
唐突に剣武魔神と幻魔と幻獣を幻王様が呼び出すって....あぁーあ...剣武魔神としての資格外されるのは嫌だぁ...
「白虎....我も同じ考えだ....」
「俺の心よむなよぉ...」
「まぁまぁ...褒美とかじゃね?」
「本当にそうであろうか...」
俺らだけだよ色々危惧してんの...幻魔なんかすたこらと先行ったぞ...あれ...お松なんかキョロキョロ当たり見渡してんな...とりあえず幻王様が待ってる場所に行くと...普段座ってる席の前にんかカーテンが掛けられてる...
「は...?」
「これ白虎!」
「良いと申しております...皆様を急遽集めたのは...幻王様が代替わりなされたからです」
「は?」
「「「「「「はぁぁぁ!?」」」」」」
ただカーテン越しだから顔が見えない...それどころか息も聞こえない...いや...幻王様居ねぇんじゃね...?なんかあの使用人表情ゲスいし...とりあえず出ると...お松が思いっきり壁殴ってんだけど...
「どうしたお松」
「あのお方は!まだ!!身長が伸びておりま...せん!!」
「落ち着けお松...一体何の話だ...」
「私はあのお方....A様の面倒を見ておりましたゆえ...人前に出る事は大の苦手なことも...そもそも!!使用人共に嫌味をたくさん言われている事も知っておりまして...腹立たしいと...」
「へぇ...じゃあ部屋しってんの?」
「もちろんです阿修羅様」
「んじゃ...会いに行こうぜ〜」
「我も気になっていた」
「良いのでしょうか....?」
「良いと思うぞ...?」
お松に案内された部屋...お松がノックしても返事は無い...さすがに返事が無さすぎてノブを回して中を見る...そこに...窓が全開になっていてカーテンがなびいている...その場に..お松が言っていた...Aという子はいなかった...
「A様...」
「いねぇ...な...」
「あぁ...どうしましょう...私がA様のお傍に居られていれば...厄も跳ね除けられれば...」
「待て...いま厄と聞こえたぞ」
「はい...A様は...厄を集め蓄積する呪いと幻王としての力を封じられている状況です...しかも使用人のどなたに...もし...抜か出されて居るとしたら...」
「そういう時は頼むべきではないか?我らもほとんど入り浸っているようなものだ!」
「だから幻獣に戻されたのでは...?」
「アキノリに頼むぞ!」
いやまぁ...確かに朱雀の言うとおり...妖怪探偵団に頼むのが1番だろうな...というか...この部屋...随分寂しいな...というかよく考えると俺らお松以外のあった事ねぇのか...
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
