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トウマ視点

とりあえず地下から出るが薄暗い...Aさんの部屋はこっちだった気が...でもまさかここに出るなんて...

「きゃぁぁぁ!?」

「アヤメさん!?って...!何だ!?」

「アキノリ伏せろ!」

黒い蛇みたいなやつが襲ってくる...義経なら何か知ってるかもしれないと思ってオーガを構えたが...変な挙動をしてサラサラと消えてった...

「大丈夫2人とも...」

「みな!気おつけろ!まだいるぞ...!」

奥の方に赤色の瞳がこちらを覗いて...両手に変な蛇が悶えていた...こちらによるわけでもなくグチャリと握りつぶし...そっと去っていった

「...A?」

「何言ってんだ白虎...Aさんだったら話しかけてくるはずだろ?」

「アキノリこそ何言ってんのよ...私達とAさんはこの時代だと初対面よ」

「あ...あぁ!?」

とりあえず去っていった方に足を運ぶと...黒い蛇の悲鳴がこだまする...その最中にはキャッキャっと玩具で遊ぶ子供のような声が...

「うぃす!?皆さん気おつけてくださいよぉ!」

「何か変な空気..ダゼ」

「そうね...」

『...違う...気配的にあいつと思ったが...違う...私が許しているのはお前じゃない』

くるりとナツメが振り返った時にはじっとこちらを覗いている..,爪を伸ばしていつでの戦えるようにしている...言葉使いも少し怖い...

『...!...今行く...』

「あ...待って!?」

「早!?...でもぉ...場所がわかるぜ...」

「急ごう!」

古い町並みには感動するけど...あ...駅にさっきの子が...あれ2人ケースケにそっくりな子が...

『ケイゾウ...呼んだか?』

「呼んだよ...ったく...頼みがある」

『...あぁ...任された』

「すごい...可愛い子だねじいちゃん」

「じいちゃんゆうな!」

『ケイゾウ...私に頼みとは?』

「怪魔の動向を見て欲しい...動きがあったら言ってくれ」

『...承知した...報告を待て』

無数のコウモリになって散る...あれなんかこっち見られてない...あ...ずんずんこっちに来てる...

「ねぇねぇ...君たちも妖怪が見えるの?」

「へ!?あ...うんそうだよ」

「へー奇遇だね!」

「おい!ケータ!あんまりうろちょろすんな!」

「ケータ...って...おt」

「待ってナツメ!!」

「そうだよ!一旦落ち着いて!?」

だからAさんが気おつけてと言っていた訳だ...ん...?あれ白虎の肩にコウモリっていたっけ...?.1匹だけここに残ることってあるのかな...?

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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月24日 23時

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