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トウマ視点

あれが寺子屋かな..?コアさんに手を振って中に入った瞬間何かを投げつけられてたけ受け止めてた...投げられたのは小石...

「鬼だ!鬼が来た!」

「今日こそ食われちまう!追い出せー!」

『...』

「おいてめぇら!あたしの友達に何言ってんだぁ!?あぁ!?」

「兎の化け物が来た逃げろー!!」

「おい!くそ...慧音先生に見つかって叱られちまえ!頭突きを食らってろばーか!」

『いいよ....セイリン...』

「...ったく...Aは優しいよな...あたしはさ...あぁいうのにキレるけどよ...ほら行こうぜ...あたしらは妖部屋だからな」

『...うん』

兎耳の女の人...あの人がセイリン...男気があって弱いものいじめは許さないタイプ...口は悪いけど..いい人っぽい...

「セイリン...また人の子怒鳴っとったん?相変わらずやねぇ...Aおはようさん...今日もえらぁ可愛いわぁ」

『おはよう...幽夢』

「幽夢は変わらなくてむしろ安心するぜ...」

「あんなん残像さかい...おっかぁと幽々子様が見たらあの子らも偉いめにあうやろ...授業参観の日が楽しみやわぁ」

「おはおはです...A...今日も私のところお迎えなんです...時間がかかるみたいで一緒にいません?」

「そういやあんたらお嬢様だったな...幽夢とあたしみたいに1人で帰らねぇのか...」

「まぁ...仕方あらへんわぁ...万が一誘拐ってなったらあきまへんし...うちらとはちゃいますねん...セイリンのとこは数少ない名医や...それにうちの所は死んだら世話になる場所さかい...」

「まぁ..私は心も意識も見えるので大丈夫だと思いますけどねぇ...お燐たちは心配性ですし」

「確かになぁ...万が一そいつが難病になったら直せるの師匠しか居ねぇしな...まぁ母さんはたまに人里で商売してるから見つけたら手伝うからあたしは大丈夫だけど...問題は...幽夢だよなんで平気で帰れんだよ」

「それはなぁ...短刀」

「何凶器持ち込んでんだよ」

おっとりとしているのが幽夢さん...後ろに白い物体がふよふよしてる...体になにか巻きついてるのがことりさん...よく見れば1箇所目になってる...

「お前ら!授業を始めるぞ」

「なぁなぁ!慧音先生」

「何だセイリン」

「Aとことりが1人で帰れねぇのに理由あんのか?」

「いやわたしに聞くな...親御さんの事もあるだろ...それにお前たちちゃんと宿題出せるのか...?」

「私は出せます..」

『あ...えと...忘れました』

サッと隠したのはビリビリの紙...もしかして...

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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月24日 23時

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