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白虎視点
俺の家で書類とにらめっこしてても進まねぇ...そんな時バサバサと羽の音が...また茶化しにでも来たのか...?
『ふふ...随分変な顔ね』
「なぁんだよ...難しいんだぞ」
『別に手伝ってあげてもいいけれど...1番良いのは気分転換よ...今日はとても月が美しいの...月見酒はいかがかしら?』
「...そうする」
縁側で俺に酒をついでくれる...そういえば随分時がたったなぁ....一緒にいるのも長ぇけど...可愛らしいと思うのも変わらない
「なぁ...月が綺麗だな」
『...白虎と一緒に見る月がとても綺麗なのよ』
「んな!?」
『ふふ...知らないとおもって?古い言葉はこちらの方が上手なの忘れないでちょうだい...』
「だー...また取られた...」
『これからもずっと愛してるわ...そのためには人と妖怪の関係を保たないとね』
「また行くのか...?」
『えぇ...エンマとぬらりとね...屋敷の方はみんなに任せいるし大丈夫よ...』
「ちぇ...今度はどこ行くんだよ」
『さぁ...妖魔界のどこかとは聞いてるわ...でも大丈夫よ...きっとすぐ会えるから...ね?』
付き合っても結婚まではまだ行かねぇんだよなぁ...飛んで行っちまった...隣が寂しいけどリラックスはしたな...とりあえず書類を終わらせにかかる...その次の日剣武魔神全員が何故か集合した...
「白虎どうだ?愛しい人との生活はよぉ」
「滅多に一緒じゃねぇよエンマのやろうのせいでな」
「ひゃー..残念だなぁ!」
「笑うでない...」
「うるさいな」
なんか騒がしい...ってあれ....エンマ御一行じゃねぇか...Aも一緒にいるが服がいつもと違う...あれ...ドレスだよな何でだよ...!
「めっちゃ似合ってんぞ」
「汚れるぞ」
『これは転生衣装よ!汚れるわけないでしょう!?私の特別のね!』
「A...?」
『びゃ....白虎!?ちょ...聞いてないわよ!』
「まぁまぁ...いわゆる結婚式だ...俺らのせいでまともに行ってないだろうしな」
『...まぁ...ありがたく気持ち受け取っておくわ』
すげぇ可愛い...心臓が痛てぇ...俺の嫁こんなに可愛くて大丈夫なのかよ...まぁ...ここまで来るのに長かったなって思うけどよ...とりあえず今世界で1番幸せなのは俺だな...!
「愛してる!」
『分かってる...私もよ』
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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月24日 23時