70 ページ21
A視点
紅魔館に帰ってこれた...しかもなんかすごいことになってるわ...叔母様が赤飯炊いてる...なんで...?
「さぁ!Aあんたたちが主役よ!」
『私は...』
「それなんだけどね...紫」
「...まずはごめんなさい...あの時は幻想郷を壊しかねない異変だったから早期解決で...直ぐに貴方だと決めつけて追放してしまった....その追放は取り消しにするわ...」
『...それで』
「幻想郷に帰ってくる気はないかしら...そしたら紅魔館でもう1回...」
『...残念だけど私あっちにお家も従者も居るのよね!だから帰らない!私の家はあっちだから..でもまぁ...たまに帰ってくるのもいいかもしれないわね』
これで仲直り...でも私は...彼のそばにいたいから...もう1つの選択を取るの...あ...来た私のコウモリが...昔の私の部屋から宝物を取りに....
「Aちゃんごめんねあの時何も出来なくて」
「怪我はない...?」
『安心して..私は大丈夫...白虎のおかげね』
「でもなんで連れ去る必要が...」
「能力が目当てって言ってなかった...?」
『私の能力は過去を操る能力...ただ条件として私が動く必要があるわ...人々を生き返らせたのも私のコウモリがバラバラに動いていたから...コウモリを身代わりにして救ったってだけでダメージは私本体に来るのよ』
「うげ...なんか嫌な思い出が...」
そんなにだったかしら...ところで3人に攻撃されてるのだけど...白虎が...
「ほうほう...どうやら好きなようですよ」
「なんやて...ならうちらより強いか試したろか!?」
「友達のあたしらを乗り越えてから言うんだな!」
「何でだよ!?」
「頑張れ白虎」
『白虎を虐めないで頂戴...私のだ...だい...じなひと...だから』
「んぇ!?」
白虎の腕を力いっぱい抱きつく...やわやわだけど案外がっしりしてるわね...
「な...何言ってんだ...!?」
『わ...分からないの!?だ...だから...その....受け取りなさい!』
顔面にぶん投げる...まぁ受け止められたけど...まぁ...中に入ってるのいわゆるペアリングってやつ...お母様とお父様の形見よ...
「へ!?...あ....俺も好き」
『なら受け取とって頂戴...そして誓って...私より先に逝く事は許さないわ』
まんまお母様が言った告白と同じかもだけど...それでも伝えられれば良いから...すごく....嬉しいから...すごく...幸せだから
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のうな | 作成日時:2023年8月24日 23時