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ナツメ視点
ピリピリした空気からトントンっと窓を叩く音がし見てみると...白い髪の女の人が何かを抱えて開けろっと口パクで言っている...
「少々お待ちください...!」
「やぁっと気づいたな...さすがに早いな...鈴仙ちゃんの娘もよぉ!」
「セイリンが...!?」
「チッ....さすがに人数差ってやつだな..,,くそ...分かってる...帰るよ」
うさ耳の制服の女の子...変な渦を出して中に行って消えてった....あの時目を見たけどハイライトがなくて怖かった...
「何で妹紅はここまで...?」
「...逃げ惑ってた所を保護したんだよ...今あんた達に必要な情報だと思ってね」
『...?』
「Aの分身!?」
「...A...良かった...でも本体が...」
白虎の方に一目散に駆け出し抱きつく...小さな姿がとても怯えていた....というか何でここまで...もし操られてたなら...この子も...すると霊夢さんに向けて長方形の形を描くとはっとした表情になる...
「そうか...!御札!あの子は御札のおかげでまだ大丈夫なのね!?」
「それならことりも!髪飾りに結びつけたの!もしかしたら無事なのかも....!」
「じゃあ...つけてなかった幽夢とセイリンちゃんは...」
「...でも間違いないわ...誰ようちの娘で好き勝手やってる奴...!」
「トウマ...義経で推理できないか?」
「無理かも..,証拠が少ないから」
すると分身は何かを伝えようとバタバタと身振り手振りをするけど分からない...分身であるAちゃんは喋ることが出来ない....
「...深謝?...深謝という仙人なの...もしかして200年前の異変も」
こいしさんがそう言うとこくりと頷いた...
「とりあえずもこたんがなんで保護したのかだ」
「迷いの竹林で逃げ惑ってたんだけど相手は迷わない兎だったんでな...しかも見た瞬間びっくりだよ...幻想郷から出されたレミリアの娘....とりあえず紅魔館に来たって感じ」
「深謝は幽夢とセイリンの洗脳をことりにやらせてるみたい...でも...ことりはあくまで内側から深謝を刺すため...なんとかバレないように立ち回ってるみたい...Aも...でも...いつバレるか...」
そう考えると状況は変わってないか...すると分身の方も手足からサラサラと消えている...懸命に白虎にまるで助けてと訴えるように体をうねらせ擦り付ける...こわがっているんだ...Aちゃんも...助けてって....私たちに伝えようとしてるんだ...
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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月24日 23時