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白虎視点
照れ隠しなのか...それともまだお腹が減ってるのか...おい...朱雀...だから首元を無理やり出させるんじゃねぇ...すると霊夢がクスリと笑う
「ふふ...やっぱり根は変わってないのね...」
「どういう事だ?」
「...この子の甘えたい時のサインよ...指をカジカジしてたり...甘えたい相手の服とか手を甘噛みするの....まぁ...我慢しなきゃ行けないって思ってるからこんな変な甘え方になっちゃったんだけどね」
「...ふーん...よし...アキノリ...この棺桶に俺も入りそうか?」
「なんで俺だよ...」
「大きさ的にはギリギリ...ぎゅうぎゅう詰めで苦しいだろうけど大丈夫よ!」
「アヤメちゃん...?」
『...びゃ....白虎が...入らないなら..,ベットでも良い...』
いやいや...さすがに...ベットだよな無難に...神経痛めたら大変だしな...キュンシーが空気を呼んで泊まる部屋まで案内してるし.,.いやこっちにグーサインじゃないよ...ったく...
「血は足りてるか?」
『...ぅん...大丈夫...』
「そうか...おやすみ」
とりあえず寝てくれるまではそばにいてる...寝たのを確認して...少し服を脱いでラフな格好にする...上着とか帯をとっただけだから大丈夫だ...何だろう...最近一緒に寝るの...慣れちまったな...
朝は何故か俺が揺さぶられる感覚を感じて目が覚める...どうやらAの方が早く起きたみたいだ...少し気まずそうだが...とりあえず手を握る...これなら逃げられないはず...
『昨日はごめんなさい...本当に...私...いつもは輸血パックで抑えてるの...でも今日は...』
「分身に全部破られて...家に帰って在庫を確認しようとしたら在庫切れだったって感じか...?」
『そう...なの...私に限ってそんなミスするはずなのにだけど...』
「まぁ...いいと思うぜ...完璧なやつなんて誰も居ねぇんだしよ...」
『あ...あと...た....たすけて.....ほしいの...』
声が震えている...よく見れば手が細かく震えていて...落ち着かせるように抱きしめるしかない...告白してる場合じゃねぇなぁ...これ
「とりあえず...俺に話してみてくれるか...?」
『わ...わたし...霊夢が言ってた異変の...関係者かもしれない...少しづつ思い出してきたの...あの時...私の部屋に...知らない人が入ってきた...そっからの記憶が...ないの...』
どうしてもか細くなっていく声Aの過去なんかよく分からないから...黙って聞くしかないなぁ...
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月24日 23時
