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A視点
あんな事言われたら....会いにくくなるでしょ....こっそりと見ながら...トウマの試練が終わるのを待ってよう...だって一応別行動なんだけどね....あぁ...なんか言い合ってるのが聞こえる...あ...阿修羅さん目線あったけど言わないで....!いやおいでおいでじゃないから....!
「なぁトウマ....あれどうすりゃいいんだ...?」
「ど....同担拒否じゃないかな....?」
「「「あー」」」
「...?なぜ我を見る....?」
「俺話聞いてくるわ....」
「頼んだぜぇ」
あの....来ないで貰ってもいいですか白虎さん!!!...あの...よいしょじゃない...!よいしょじゃないって....!!
『よいしょじゃないぃ....』
「話が終わらねぇ」
「それもそうだろうけどよ...大変な事なってるじゃねぇか」
「A大丈夫か?」
「朱雀は寄るんじゃない...!」
「何故だ!」
そして僕を抱っこしたまま話さないで....お願いだから離して...!.あとちゃっかり玄武さん撫でないで....!朱雀が凄い心配そうに見てるけど原因貴方なのよ....!あんな言い方されれば意識ぐらいあるから....!
「とりあえず...下ろそうか」
「お...そうだな」
『トウマ....』
「どうしたの...?」
『ちょっと朝日に向かって走ってくるね』
「いや太陽上だよ」
『走ってくるねぇぇぇぇ!!』
け....結局ナツメちゃんのうちの近くの公園まで走って逃げてしまった...心臓が....思いっきり高なってる....緊張なのか....ただ単に走って疲れただけなのか....分かんないけど...
『...ずるい...好きになったうじゃん....』
「あ....Aじゃない....元気?」
聞き慣れて...何も感じなかった声に....ゾクリとする...前を見れば...生みの親...が...知らない人と一緒にいる.....色々と話しかけてくるけど...聞きたくない....どうせろくな事しかない....
「でねぇ...今お金持ってなぁい?実は使いすぎちゃってぇ」
『も....持ってない....』
「...まぁ...持ってなくても良いわ...あんたの今の親に請求するから...それまでこの子好きにしていいわ...だって元々私の所有物だから」
そう言われて嬉しそうに連れの人がにやりと笑って手を伸ばす..,,逃げなきゃやばい....逃げろ...逃げなきゃ...そう思っても上手く動けない...でも....迷惑かけたくない.....そう思って1歩後ろに下がろうとするとガクッと力が抜ける...ケラケラと笑い声が....恥ずかしいとか...言ってられない...か細い声で...助けを求めるしか無かった...
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月7日 23時
