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トウマ視点
まだ眠そうなAの手を引っ張りながら会場へ....ちなみに反対にはボーイが...どうやらウォッチの使い方をウィスパー達に叩き込まれたらしい....阿修羅が少し可哀想に見ていたっぽいし...
「よし!目指すは優勝だ!」
「エンマ様の手がかりもね...!」
「だね...ん?どうしたの...?」
『....黒い太陽』
目線は天井を向いている....黒い太陽という事は空亡...?でも僕たちには見えないし...おそらくAは白蛇の力を引き継ぎ終わっているから....未来予知的な感じで見えたんだろう...
「そうか...確かに可能性はありそうだな」
「気おつけて行きましょう!」
「俺様が居れば百人力だろ!」
『...だね!不動が居れば大丈夫!』
「俺様は不動明王ボーイだ!それはおっきい俺様に言ってやれよ!」
『...?小さくても不動...でしょ?....えっと...嫌だったらやめるね...なんか言い方はこっちの方が慣れてて...』
「良いぞ!じゃあ俺様も堂々とAの事呼ぶからな!」
「前から読んでた気がするんだけど....」
ここの剣武魔神同士の会話にもほんわかし始めてる...予選は俺たちだけでも簡単だった...でも本戦に行く前の休憩で玉藻を見つけ追いかけるたら...紫炎という妖怪に玉藻が吸い取られた...Aはすぐにボーイの後ろに...身長的に丸見えだけど...
「ほう....その小僧の魂....無数のまじないによって護られているな....一体誰がやったのか....」
「Aに手を出そうたってさせやしねぇぞ!この不動明王ボーイが居る限りはな!」
「僕達もいるよ」
『ち...ちがう....た...たぶん....白蛇の....まじないだから....』
「それはどうだろうか...?貴様の魂をよく凝らせば...紅色も混じっておるな...面白い...」
ケタケタと笑いながら優勝宣言....更にはAの魂を奪う宣言...確かに...この中では1番強そうだけども....
「トウマ!俺様は今すぐ朱雀をぶん殴る!」
「嫌なんで?」
「あいつはいつの間にまじないを覚えたんだよ!」
『...思いかな...おまじないって誰かを思って使うの....逆にお呪いは....誰かを恨んで使うの...誰もが使えるんだよ』
そう言いながら指パッチンをすると...花吹雪が降ってきた.....Aのウォッチも少し光ってる...という事は...この妖怪ウォッチはAの力を増幅させることが出来るウォッチなんだ....あとは呼び出したりできる見たい...ただ少し形状が違うみたいだね
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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月7日 23時