検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:537 hit

67 ページ18

A視点

実は...白蛇の命日が今日....そして僕の誕生日でもあるんです...みんなを大樹に誘って見に行ったんです...そしたらお祭りが開かれてるんですが...

「えぇ...なにこれ!?」

「Aは知ってたの..?」

『知らないよ...』

「ババ!生まれ変わり様と皆さん元気そうでよかったババ!」

「あ...ヤマンバア!」

どうやら白蛇は大の宴会好き...せめて命日だけでもここで賑やかなことをしたいと...白蛇を知る妖怪ぞ知るお祭りみたい...あれ...よく見れば玄武さんたちもいる...

「うわ...!?え...???不動明王...」

「なんだか懐かしいな...なぁ」

『...そうだね...でもあの時はここまで賑わってなかったよ』

「...みなで回らぬか?我も久しいのでな...」

「そうだね」

「わぁ!すっごい美味しそうな匂いがする!」

「シンくん!?」

その後みんなで集合しある程度回ってたらカイラ様とエンマ様も...いたし...しかも混ざってきた...でも...行きたい場所じゃないんだよなぁ...

『ねぇ...そろそろ行きたいな...』

「あ...そういえばそうだったね...」

「つい夢中になっちゃうわね....」

「だな...で..,どこ行くんだ?」

『ここで大丈夫...ちょっと勢いあるけど』

パンっと手を叩けばまじないが解けて穴ができ滑り落ちる...流石に全員わかってなかったのか絶叫をあげる...なおエンマ様とカイラ様と玄武達は平気そう...

「うわぁぁ...イデッ!」

「大丈夫か?ケータ」

「きゃぁぁぁ!あ....シンくんごめんね!?」

「へへ...へーきへーき...」

「では無いだろう...にしてはこんな場所に空洞があるとは...」

『...会いに来たよ白蛇...』

折れてるボロボロの剣が突き刺さっている...ところどころ赤く染っている布がふわりと舞った....

「ここがお主の墓か白蛇...」

「挨拶が遅くなったな...」

「白蛇のじいさん...」

「じっちゃん...ずっとここで待ってたんだな...」

「白蛇...我の気持ちようやく届いたな....絶対幸せにさせてみせる...!安心せよ...!」

『白蛇...今日僕の誕生日で...あなたの命日...今日はとことん記念日がそろうね...』

小さなシロヘビがシャーと鳴いた...妖怪が次々と入ってきて花を置いていく...寂しかった墓があざやかになる...なんだか...僕までもほんわかとした...それと同時に白蛇の意識が消えていく感じも...きっとやり残したことは無くなったのだろう...さて...明日は何をしようか

あとがき→←66



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のうな | 作成日時:2023年8月7日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。