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A視点

進めば空亡が待っていた...戦いが始まるが前と違ってエンマ様の攻撃でバリアが割れない...一か八かで僕が攻撃しても割れない....強くなったとは言っても所詮人間,..やっぱり....みんなみたいに....

「A!前!!」

『え...?アグゥッ!?!?』

「今怪我を治すわ!」

「待ってて!」

「危ないフミちゃん!」

「くそ...!近ずけない...」

痛いなぁ.....あれ....これ....死ぬのかな...?お腹痛いし....頭ぼーっとする...眠くなってきちゃった...皆の声が....とお....い...

「死ぬな!何のために我はお主に血肉を分けたと思っているのじゃ!」

『....だ...れ?』

「諦めるな...!...お主にあるまじないを...解こう....良いか...?.後戻りはもう....出来ぬ...それでも生きたいと願うか?」

『...いきたい...もっと....ぼ....くなり...に...あなたのこと...知りたい....から...』

「よろしい....本来はあまり会いたくないが...妖力を全開放する...さすればその傷も直せるじゃろう...だが体力も妖力も大量に減らし続ける...そしたらお主は休憩が必要じゃ...よいな...」

『うん....ありがとう...僕の中に残っててくれて』

「ふん...ならさっさと目覚めよ...我らの愛人も待っておるぞ」

幻覚から目を覚ますと...朱雀に憑依したであろうトウマがいる...たぶん朱雀の方が意識は強いんだろうけど...僕に向かってくる手を止めてくれてる...じゃあ...僕も頑張らなきゃ...

『...氷花一変...雪景色!!!』

「Aくん!?」

「みんな元気になーれ!」

「それ!」

「A怪我は....大丈夫か...?あまり無理は...」

『...大丈夫だ....ナツメ!我に妖力を送り続けてくれまいか!どうやらここまでやっても動きを遅くすることしか出来ぬようだ!』

「えぇ!分かったわ!父さん!交代でお願い!」

「うん!」

『朱雀!.今はこれで許せ』

投げキッス...とやらを試したらなんか....風が強くなったなぁ...ようやく弱らせたと思ったらなんか復活したが...ナツメがようやく覚醒したと同時に....玄冬と白秋も目覚めおった...なんだ...懐かしいメンツが勢揃いではないか....

「千本鬼桜!!」

『はは...いつ見ても絶景だな』

「あれが絶景...????」

断末魔が聞こえたが...まだかすかに生き残りおったな...皆は倒したと思っておるようで人間界に戻ろうとすれば...エンマ様以外過去に吹き飛ばされカイラ様が戦えんとは...これ如何に....

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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月7日 23時

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