鳥と蛇 2 (ページ13)

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トウマ視点

僕たちの方ではなく空見ている....しかも何かを避けている...?だけど俺達には見えてない.....一体何が...

『ﾁｯ....復活を果たしたというのに未だに我を狙うか!空亡!』

「空亡...!?」

「朱夏が狙いのはずじゃ...」

【貴様を追いかけあの場に行っても貴様の墓があったと気は驚いたが...生まれ変わりまた我の前に現れるとはな...!貴様を陥れれば剣武魔神ぞ恐るるにたらず】

『...お主は随分と変わったな...だが...言うておこう...お主に我は堕ちんぞ』

すると強い光が溢れる...もしかしてあれが破魔の力....ウォッチ使いが揃って出来るはずなのに...1人で出来ちゃった...空亡はこの場には居なかったが...声が聞こえなくなった...と同時にふわりと僕たちのそばまで降りてきた...

『...まぁよい...邪魔が入ったが認めよう...アキノリ...我のディスクを渡してくれまいか?』

「お....おう」

『感謝する...シロヘビ....』

大きな蛇がディスクに吸い込まれるように入っていった...そしてそのディスクをアキノリに返した...

『さて...ではちと昔話をしよう...我がなぜ白蛇大冷刀を砕き自害したのかを』

「今話してくれるの...?」

『...うむ...皆がいるからな....それに....先程の説明も出来ぬだろう?』

コホンと一回咳払いをし話し始めた

『我が剣武魔神となったのは朱夏様と空亡が退治しておる途中だった...我らもまた残党と戦い疲弊した...玄武達もだいぶ疲弊しておった...誰かが犠牲にならねば行けぬほどに...だからこそ目が良くなかった我が志願し走った...次第に剣は折れ...腕や足にも切り傷が入った...無我夢中で気づかんかったのだろう....謎の祠でまだ見付かっていない妖聖剣を見つけて必死になって願った結果剣武魔神となった...空亡に一撃ぶちかましたのが原因で恨まれておるとはおもう...』

結構凄いことやってたよ....

『その後は皆それぞれの道を歩んだ...我はあの大樹でまた皆と揃えることを待ち望んでおった...だが...空亡は我の体を乗っ取り他の皆を倒すそう未来が見えた...道を探せど見つからず...結局おまじないを我と妖聖剣にかけ妖聖剣を粉々しに各地にばら撒き...我自身は生まれ変わる事でその未来を回避したのだ...』

もちろん全て計算してな...と一言加えた...良く考えればそうだ...生まれ変わっても僕たちと会えなきゃ話は別なんだ...そう考えると白蛇は努力したんだなっと実感した