61 ページ12
トウマ視点
むすっと頬をふくらませながら僕たちに怒る...ただ怖いというより可愛いになってしまう....無意識なのか朱雀の手を握りながら...
「だけどよ...どうやったら破魔の力が目覚めんだ...?」
「確かに付き合ったけど目覚める兆しがないわ...」
「そういえばよ....白蛇ディスクはあんのに呼び出せないんだよな....」
「あのさ...ディスクってだいたい力を示した後だったじゃん」
「そうだな...」
「そういうこと?」
『うん....僕に力を示して』
つまり示すだけで良かったんだな....不動明王と阿修羅がいっぱい玄武の背中撫でてるし....白虎は朱雀を茶化しに行っているし...とりあえず少し広い神社の方へ移動する...既に戦闘準備は出来てる....
「はぁ...緊張する...!」
「大丈夫だよ!ケータくんなら行ける!」
「そうだよ!」
『...では参るぞ!こちらも本気でいかせてもらおう!手加減してここで死ぬでないぞ』
今まではタンクトップと袴でバランスがちょっと悪かったが...ここに来て上着を着た...巫だ...確かに蛇は神社と繋がっているから...しかも妖聖剣を足で蹴り上げてる....大きさも大きさだから仕方ないんだろうけど...ほんわかした目付きが鋭くなり...舌も蛇のよう....冷気で空気が凍る...
「私の友達出てきて!メラメライオン!」
「俺の友達出てこいコマさん!」
「あっためる作戦なら...憑依阿修羅!」
「俺に関して火がねぇ!仕方がね...降臨幻獣朱雀!」
3体と風で巨大な火の竜巻を作る....暖かくなったそう思ったが...パキりっと一瞬で凍った.....業火だぞ...?それでも阿修羅は楽しそうだ...
「いやぁ!久しぶりにそれを見るぜ!」
『はっ!笑わせてくれる!阿修羅!その程度の火では我の氷を溶かせんぞ!!』
「いいねぇいいねぇ!こっちも本気が出せるってもんよ!」
『その心意気よし!そおれシロヘビ!!』
パチンっと指パッチンをした瞬間...巨大な氷の塊が破れる....その中から巨大な蛇が...まさか...幻獣...さすがの阿修羅も驚いてはいるが楽しそうだ....ただ...時間切れ...
「ッ!...強いね...!」
「そうね....みんな変化!」
「降臨幻獣麒麟!」
「ねぇ...これ神社凍らないかな...?」
「確かに...こんだけ冷えると周りにも影響が出ちゃいそう...」
「い....イツキ!」
「安心しろ!ぬらりが対策してる!」
「全く...ですが...これ程の力を持った妖怪が居たとは...」
確かに...記録にはほんの少ししかない剣武魔神だから...そんな時ふと上を見上げ何かを切りつけた
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のうな | 作成日時:2023年8月7日 23時