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A視点
なんだか...苦しい思いをした気がする...ぼやりと目を開けると...さっきまで竹林にいたはずなのに...家の中...?
「おぉ....目覚めたか...」
『お....おばばさん...』
「A目覚めた!ジーたん嬉しい!」
「おはよう!A!」
『え...?あ...?え??』
目の前に知らない子がいる...そうするとあっと思い出したように手を叩いた...
「俺様...不動明王ボーイだ!よろしくな!」
『不動明王ボーイ...?』
「長ぇしボーイでも良いぜ!」
『う....うん...よろしくね』
手を握るとぞわりとした.,,なんだか...もっと強い力が奥にあるみたいに...変な気分....
「ところで...お主の伸びた髪をきらんといけんのぉ....」
『か...み?』
「そうだんだよ!すげぇんだぜ?ここで寝た瞬間ぐんぐん髪が伸びていくんだもん!」
確かに少し違和感がある...そう思いサラリと触れると...真っ白な髪が伸びている...少し困惑したけどおばばさんが説明してくれた...
「良いか..?お主はキャパオーバーで1度昏睡状態になったのじゃ....それゆえアキノリ達が大昔...そなたの前世である白蛇に助けを求めに行ったそうじゃ...」
『そんな...覚えてない...のは当たり前だね...』
「Aぐっすり!だったぜ!」
「何らかの方法で半妖となり今に至っておる...故に無理はあまりせん方がいいだろう」
『は...はい...ありがとうございまッ!?』
「すまん!引っ張っちまった!」
「あ...!ボーイくんダメよ?三つ編みはこうやってやるの」
『あ....アヤメさん!?』
髪を見事に三つ編みにされた....でもなんだか懐かしいや...誰かに...やってもらったなぁ...でも校則があるから結局切らなきゃなんだけど....なんだか外から声が聞こえるし...あれ?皆帰ってきてる...
「Aくんもう大丈夫なの?」
『う....うん...大丈夫』
「ごめんね...私覚醒出来なかった...」
「姫の所為ではありません!疑わなかった私のせいです...!」
「変わりに空亡が復活したんだ...でもまだ方法はある!過去へ行って武闘会に参加する!」
『ぼ...僕も良いかな...?』
「ダメだよ...起きたばっかでしょ...?」
「なら俺様が一緒について行く!傷つけたら朱雀に顔向けできねぇしな!」
そう言ってトウマにアークを渡していた...つまり僕も一緒に行っていいってこと...なんだかね...皆の役に立てそうな気がするの
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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月7日 23時