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朱雀視点
アキノリ達と少し離れたのだが...良いのか...?白蛇は自分の生まれ変わりであるAをじっと見て移動しているだけだが....酒呑童子は姫の傍を離れる訳には行かんといい来なかったが....おそらく向けて言ったのは阿修羅にだろう...
「白蛇...何をしようと...?」
「荒業と言うたであろう?....我の血肉を飲み込ませる」
「え?じいちゃん痛いって絶対!」
「そうでもしなければ...半妖に出来んだろうが...」
「半妖!?それは生まれつきであろう!?」
「...はぁ...この子は我の生まれ変わりなのじゃろう?であれば...剣武魔神である我の血でも適応してくれる...半妖モドキと言うやつじゃ」
そう言って二股になっている舌のを噛み砕いた....嫌な音がしているが...これが荒業....そしてそれを口移しで...ちょっと待て我に口吸いしたことないであろう!ずるい!ずるいぞ!
「我にも口吸いして欲しい!!!!」
「朱雀...こえ....声出てる」
「うるせぇなぁ....」
「白蛇がお主にすることは無いと思うぞ...」
『...お....ご.......お....?』
次第にAから変な声が...喉からゴポっと音もする...だが白蛇は冷静な顔のままだ...口から次第にたらりと垂れてきてるが....それでも続け...喉がゴクリと動いてから口を離した...
「...よし...拒絶はしておらんな...ならこれでよしじゃ...あとは神聖な場所にでも寝かせておれ...」
「本当か!すげぇな白蛇」
「いや...我はありとあらゆる可能性を考えたまでだ...我も時代が違えど...最後にあえて嬉しかったのじゃ」
「白蛇のじっちゃん...やっぱり死ぬの...変わんねぇのか...?」
「何故...我はまだ白蛇に返事を返してもらっておらぬぞ...!」
「教えてくれまいか...白蛇」
すると...スっと目を細め...あの子らがおらぬならっと...周りを見渡し...離れた場所にアキノリ達がいるのを確認し頷いた..,
「...我はこのまま残れば...空亡は我の元に来るであろう...そして...ソナタらを殺してでも...早急に復活を目指す...」
「は...?でも白蛇は俺たちの妖聖剣とは違うんじゃ....」
「...あぁ...確かに違う...だが...我ごと乗っ取ればどうなる?」
その言葉でゾッとした...我らは小鬼風情が来るのだと思った...だが...白蛇は見えたのだ....我らに剣を向けるその場面が...
「...ゆえに...これは主らを守るためでもある...だから...変わりにこの子を守ってやってくれ」
悲しそうに微笑む白蛇を見て白虎と一緒に抱きしめに行った...初めて避けられなかった
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作者名：のうな | 作成日時：2023年7月26日 0時
