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トウマ視点
死んだの2回目...?Aはなにか感じるんだろう...ナツメと同じように過去の記憶がよぎるんだろう...何だったら...Aはナツメより...強く...
『...どうぞカイラ様....封印出来るならやってください』
「えぇ!?ダメだろ...それってAが戦えなくなるんだぞ!?」
「そうです!カイラ様も考え直してください!」
「ならん...!どんな呪いか分からない今...緊急時に暴走させる訳にはいか....ｯ!?貴様!何をした!?」
『...トウマ...これね...おまじないだ...』
「おまじない...?」
『うん....やっぱり....白蛇は全部知ってる....知ってるから...お呪いかけたんだよ...自分に』
カイラ様が触れようとしたら弾かれお呪いという....Aは...僕のほうに近づき....キーホルダーのような白蛇大冷刀をオーガに突き刺し憑依させるように押した...つまり...白蛇を僕に憑依させようとしている...?そう思ったらつかの間...不思議な景色が見えた...あれは...玄武?
「白蛇明日の天気はどうだ?」
「何故我に毎回聞くのじゃ」
「白蛇の方が別格だからだ」
「....はぁ...どうせあやつらと外で訓練するのじゃろうに....晴れじゃ晴れ」
「ならば白蛇の脱皮も手伝わねばな...そろそろだろう?」
「なぬ!?貴様我のそういうのを覚えよって.,.不動と阿修羅は良いが...朱雀と白虎にはきちんと伝えるが良い...あやつら...我が苦手じゃろう?」
またぼやけると晴れ....つまり白蛇は見事に天気を当てていた...水にずぶ濡れの白蛇は脱皮をし終えたのだろう...不動明王のあぐらの上で疲れ果てている...
「もぉ...いやじゃぁ....」
「本当だ...」
「いやぁ...まさか白虎がよ...白蛇のじいさんを引っ掻いて皮をちぎっちまうとは....」
「嫌がらせじゃ嫌がらせ」
「そうか...?お前のまじないで見えるだろう?」
「かぁぁぁ!わかっておらんのぉ不動...我がやっておるまじないは1歩間違えば呪いになる...おまじないと呪いは結構違うのじゃぞ...」
「だが...この前は我を助けてくれたでは無いか...」
「言うておくが...我だって好きで見た訳でもないわ...貴様が熱を隠しておったからじゃぞぉ?」
「白蛇のじいさんはいつになったら文字が読めんだよ...あの朱雀が読めるんだぜ?」
「読めん!書けん!不動これからも頼む」
「あ....あぁ」
不動明王も中が良かったんだね...そうか...白蛇は得意だったんだ...おまじない...それも...どれもしあわせになりそうなの....
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作者名：のうな | 作成日時：2023年7月26日 0時
