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A視点
誰かが...僕を揺さぶってる...声をかけてる...起きなきゃ...虎さんが困っちゃう...そう思いながら体を起こすと...ずるりっと体制を崩す...あ...ここ縁側...頭を地面にぶつけそうになったが...頭とまだ落ち切ってない腰を支えられギリギリとどまった
「あ....ぶな....びっくりした...」
「我の方が驚いた...A大丈夫か...?」
『だ....大丈夫...です』
元に体制に戻して貰ったは良いけど朱雀がベッタリくっつき出した...もう1人...たぶん白虎さん...僕の腕とか足を手で優しくつかみ観察している...怪我はないんだけどなぁ...
「お前達!ご飯が出来たと言うておるだろ!」
「わぁぁぁぁ!?ごめんって玄武のじいちゃん!」
「怒鳴らんでも良いだろう!?」
『...え...あ...えと....お腹減ってないです...』
まだ時間的には昼....あんまりご飯は食べなかった...し...大丈夫....というか元々食欲は無いんだけど....
「まぁまぁ!玄武のじっちゃんの事だしAの分も作ってあるぜ?食えるだけ食って...昼から遊ぼう!」
『...食えるだけ...』
「おう!」
「食えんかったら成長期がおるし大丈夫だろう」
「まぁ...そうだな」
「朱雀とじっちゃん...なんで俺の方向いてんだ...」
席に座るのは言いけれど...白虎さんにまだ自己紹介も...朱雀にお世話になることも言っていない...けど目の前のご飯に釘付けになってるのを見る...やっぱり後でいいや...
「いっただっきまーす!...ん!うめぇ!」
「白虎!食事中のマナーを真似したらどうするのだ!」
「Aはそこまで子供でもないぞ...玄武」
「...ハク食べる...?」
本当にあまりお腹が減ってない...ここのところしっかり食べれるには夜だけだったから...ハクに譲れば美味しそうに食べ始めた...これを見るだけでも満足
「....A好き嫌いせずに何か食べなさい」
『あ...は....はい...』
「...A俺のこれやるよ!」
そう言って口に詰められたのは黄色い...卵焼き...ふわふわしてて美味しい....ほんの少しだけどおなかいっぱい....
『....頂きました』
「そ...そうか...」
「...後で部屋行ってもいいか?トランプ持っていくぜ?」
『えと....大丈夫です』
部屋に戻ったら.....寝転がる...畳の匂い..前の家はフローリングだったから少し落ち着かない....バスタオルを掛け布団にしてもう一度眠る...今度は...なんの夢が見れるだろう...僕達の...墓石の夢かもしれな....白蛇関連だけしか思いつかなかったや
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作者名：のうな | 作成日時：2023年7月26日 0時
