鳥と蛇 (ページ25)

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A視点

ハクちゃんと一緒に根元まで行くと...錆びた大太刀が...それでも欠片がキラキラと輝いている...あれ...?懐中電灯が輝いてる...?なんでだろう...?

「触れるとよい....認められるかどうかは...お主次第」

ドクン....ドクン....っと飛び跳ねる心臓...ゆっくりと手をのばして柄に触れる...もっと強く光って涼しくなる...風も強いが...目をつむってもわかる...頭が重い....バサバサと音が響く...腕が涼しい...ようやく収まった頃に目を開く...僕の手に...白蛇大冷刀が確かにある...

『...我が...貴方の名を継ぎます....』

ハクちゃんと同じで長い三つ編み.,.頬に触れれば蛇のような感触...舌を出せば先端が二手に分かれている...あとはウィスパーさんのタブレットで見た....タンクトップに袴にブーツ...

『...ハク』

「ふむ....どうやら...巨大な大蛇になってしまったのぉ...」

『我の幻獣...ということでは?』

「なるほど....我が幻獣で...Aは剣武魔神か...合点が行く...」

自分じゃない見たいだけど...何故かこの姿もしっくりして...落ち着く...ただまだ時間制限があるようで...ハクも僕も簡単に変身が解けてしまった...

『ふぎゅ...』

「せいぜい20分じゃろうな」

『それでも...役に立てるかな...?』

「きっと出来るぞ」

『白蛇大冷刀...まだ完全復活じゃなさそうだけど?』

「我らの成長とともに復活するじゃろう?それよりもゆくぞ...カイラと....朱雀が到着する...」

『本当に朱雀の事苦手だね』

妖魔界の巨木...人気がなく誰もよならない場所に...最初の剣武魔神が自ら命を絶ったという...それを受け継ぎ繋ぐのは我らだ

「お主らおかえり」

『ただいまおばばさん』

「む...?これは...妖怪ウォッチ...?だがどの形にも無い....じゃが妖怪ウォッチの一種じゃろう...」

『そうなんだ....そういえばこの穴にアークを指すんですね...じゃあ...これは』

「そ...それは...!古に伝わる6本目....白蛇大冷刀!?」

『おばばさんも知ってるんだ...』

「そりゃそうじゃ....白蛇大冷刀は...もう壊れたはず...それに....」

『生まれ変わりでなければ復活は出来ない...ですよね?』

「....もしや....!そうか...これもまた運命か...」

別に...受け継いだだけで身分は変わらない...僕はもっと強くならなくちゃいけないし...辛いことにどんどん立ち向かって行かなきゃ行けないから