鳥と蛇 (ページ24)

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A視点

話さなきゃ...そう思った次の日...それよりも不思議な事で...言えなくなってしまった...姫乃アヤメさん...妖怪が見えるみたい...みんなは嬉しそうだけど....僕から...糸が見える...凄く太くて...絡みついたら最後...蜘蛛の糸...

「Aくん大丈夫?」

『う....うん....大丈夫だよ』

「よーし!今回も色々と解決するぞ!」

「おー!」

みんな乗り気だけど...嫌な予感しかしない...朱雀じゃ...勝てない....あの糸を切れるのは....

『あ....あの....ね』

「お?どうしたんだ?」

『僕....こ....今回の調査え...遠慮しとうか...な?』

「えー!?そうなの?私たち同じウォッチ無し同志だったのに....」

「まぁまぁ....そういえばAスマホで連絡取れるよね」

『う...うん』

「何かあったら連絡してね」

『わ...かった!』

みんなが探偵事務所から離れた...ハクもどうするのか分かってるみたい...あの糸を切れるのは玄武さん...と...白蛇の妖聖剣...玄武さんの斧は確か一撃が重くて糸を切れる..,白蛇のは常に冷気を帯びているため糸を凍らせられる

『少しでも良いから.....みなの役目に....』

「A落ち着くのじゃ!そう焦るな...良いか焦りは緊密...焦ってあの妖怪に取り込まれてしまってもいかんのだ!」

『でも....最後くらい...役に立ちたい...!僕はお母さんに愛されてなかった...受け入れてくれたみんなと離れるくらいなら....取り込まえれて消えてしまった方が....!』

「...!ならば....ついてくるがいい...われの鍵を使え...妖魔界に向かうぞ」

白蛇について行き...扉へ白蛇から貰った鍵でドアを開ける...大きな木....夢で見た...

「われら6人でようここに来た...地べたに寝転び手合わせしたり...木登りしたり....盃を交わしたり...なんじゃ?その顔...なるほどのぉ....お主にも...その記憶があるのじゃな」

『....ひ...1人は寂しい...ねぇ』

「じゃろう?だから...前世の白蛇は...我らを2つに分けたのかもしれんのぉ」

景色が声が...思い出が...ぶわりと頭に流れ込む...パンクして壊れてしまいそうだけど...よく不動明王の背中から資料を覗いてた...阿修羅とじゃんけんしてた....玄武とよく飲み比べをしてた...白虎とよく試合をしてた....朱雀と...よくお昼寝したなぁ....

『...ぼく....人間だけど....剣武魔神に戻れるかなぁ...』

「できるに決まっておるじゃろう!だからこそ!根元が輝いておる!」

僕の持ってた欠片と柄が根元に飛んでいく...キラキラと輝いて