鳥と蛇 (ページ21)

今日:22 hit、昨日:6 hit、合計:1,803 hit

20 ページ21

トウマ視点

あれは...Aじゃないか!なんでこんな夜中へここへ...でもフウくんライちゃんと仲が良さそうだ...いつの間にか友達に...というか傷もだいぶ良くなって多分全員安堵の表情だ..
とりあえずあちらはなんか収まったようで一安心と思ったが...何とフクロウがあの場にいる妖怪達を撃ち抜き始めた...

「っ...A!」

「嘘!?」

『フウくんライちゃん!』

「氷結の術!!Aちと下がるぞ!」

『ハクちゃん...でも』

「でもでは無い!1時撤退じゃ!」

ハクが小さな白蛇...ハクちゃん?に変わって吹き矢を回避...速攻で距離を離した

「A!」

「Aくん!」

「大丈夫か!?」

「Aさん!」

『だ...大丈夫...それより...ナツメちゃん!これ』

「え..?あ...ありがとうってこれアーク!?ダメよAくんが持ってて!」

『でも僕召喚出来ないから...』

「おい!小僧共!よう聞け!あやつらから邪悪の妖気を感じる...ここまで出てきよるとは...警戒するのじゃ!」

「おうよ!白蛇」

「白蛇では無い!ハクちゃんだ!」

プンスコ怒ってるけど...かわいい...多分この姿がシャドウサイドなのだろう...つまりハクの姿はライトサイド...白蛇はAの中にもいるしハクとして存在もしてるのだろう...

「そうそう...ここにさして...」

『こう?』

「上手!そしたら友達の名前を言って回すの」

『えっと...出てこい!僕の友達...百鬼姫!』

「なんじゃ?早速妾の出番か?」

だけどオロチとキュウビはどこかへ行っても相手はSランク...いくらみんなに頼っても倒せない...あっちもあっちでリカバリーが早すぎる...

『百鬼姫!ハクちゃん!』

「大丈夫じゃ...そなたは己の心配でもするがいい」

「Aお主は絶対にトウマ達から離れるでないぞ!」

ただ少し様子がおかしい...いや違う...一生懸命耐えてはいる...おそらくハクちゃんのガードでもAにフクロウの吹き矢が当たっていたんだろう...

「幻獣麒麟!我に力を!!」

「みんな変化!」

「みんな大丈夫!?」

もうダメだ...みんな限界すぎる...そう思ってたらじーたんの声が...どうやら助っ人を連れてきたようで...あれは...フミちゃん!?

「えぇ!?新しいウォッチ使いってフミちゃん!?」

「う....うん....そうみたい...あ...お兄さん怪我...今治すね」

『あ...ありがとう...なんか楽になったかも』

黒いオーラが抜けた...1人増えただけでも心強い...見事に大勝利を収めることに成功した