鳥と蛇 (ページ20)

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A視点

店員さんに聞いたら懐中電灯という物らしい....凄くかわいい...ハクも褒めてくれてる...嬉しいなぁ...

『朱雀さん...おまたせしました』

「む?...特に待ってなどいない..風神雷神が心配する頃だろう...治った姿を見せ安心させてくるといい」

『はい』

「あと...みな我の事を朱雀と呼ぶ...Aも最初に我をよんだ時と同じように朱雀と呼ぶといい」

『...はい!...朱雀』

そういうとふっと笑ってくれた...何故か少し照れくさくなって...そっぽ向いてしまった....

「おぉ!怪我が治ってよかった!」

「これから過去に行くんだ!お前も行くか?」

「先程まで怪我人だった子を連れていく気かそなたら...」

『大丈夫...フウくんライちゃんの頼みなら...それに...帰っても...』

また怪我を作るだけだろうから...そう思ってキュッと言葉を飲み込んだ...それに気づいたのか...別の方から声が聞こえてきた...

「なんじゃ...珍しい人の子じゃ...」

「むむ!?我らの友達だ!」

「手をだすな!」

「...良いでは無いか...して....お主妖術が使えるのだな...使い方分かっているのか?」

『...ようじゅつ...?』

「Aはアキノリと同じ妖術使か?」

「違う...お主...生まれにして妖魔界の者だな...気に入った...妾のアークをやろう...呼べるかどうか分からぬがな」

『あ....ありがとう?』

そう言って渡されたのが百鬼姫のアーク...なんで僕になんだろう...そのまま去っていくのでポッケに入れて置いた...とりあえずフウくんとライちゃんと一緒に同行することにした...可愛いから...癒し...朱雀とは一旦お別れしみんなが入っていった空きっぱなしの扉の中へ...

「Aこっちだ!」

「怪我はするな」

『う....うん!』

「おや?新手の新入りかい?」

「噂のウォッチ使いの仲間では無いか?」

『よ...よろしくお願いします?』

川辺に着いた...ここが30年前かぁ...フウくんたちが会話始めちゃったし僕もオロチさんの後ろにいようかな...?

「...話わかるのか?」

『...あんまり...』

「分からないからあそこに座ってていいよ」

「ところでなんで人間連れてるんだよ」

「おい大ガマ」

『...で...ですよね.....僕なんか何も出来ないお荷物ですし...護られてばっかりで....周りに心配もかけちゃってダメダメで...』

「大丈夫だ...ほら雷神も我も友達だぞ?」

「...朱雀も友達じゃないのか...?」

『...いっそ足に重ための石を括りつけて川に』

「「絶対させん」」

結局止められました