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A視点
なんで?みんな僕を見て休んでていいよって言ったんだろう...?確かに痛かったけど...お母さんにとっては僕への愛情なんだもんね...大丈夫...
『...それにしても...なんで空いてるんだろう?』
珍しいこともあるんだ...だって帰る時はしまっていたのに...何故か空いている...たぶん通ればケータくんの世界なんだろう...カワイイ系の妖怪がこっちに来ちゃったみたいだし...
「そこのお前!我らが見えるのか?」
「見えているのなら頷け」
『え...あ..,.かわいい』
「おぉ!...ライどうやら見えているようだ!」
「良かったな!フウ!」
どうやら扉の話を聞きに来たみたい...僕が知ってる程度で教えると喜んでくれた...どうやらフウくんとライちゃんはカイラ様の臣下らしい....かわいい...
「...怪我...大丈夫なのか?」
「人間は怪我をしたら病院に行くんじゃないのか?良かったらフウくんが連れていくぞ!」
『...大丈夫...母さんに行くなって言われてるから』
「うーむ....でもお願い聞いてもらったから我らもなにか...」
「風神...人間の病院はダメでも妖魔界の病院は良いのでは?」
「それだ!流石だ雷神!」
思い立ったがすぐ行動だったのか僕を連れて妖魔界へ...小さな2人なので僕が転んでも気にせず進みそう...妖魔界の病院に来たけど...お金と思ったらフウくんがお金出しちゃった...というかそもそもお金ないんだけど...
「ここの医者は名医だから大丈夫だぞ!」
「病気もすぐ分かるからな」
『...そ...そうなんだ』
「えと...病気は無いですね..,,ころんだケガでも無さそうですね....」
「ではなぜこの子はこんなにも傷ついて...」
「そうだ!心配だ」
「これ..."虐待"ですね...」
どすりと何かが刺さる感覚...ちがう...僕は...でもお医者さんが言ってる言葉も否定できそうになくて..,キュッと口を紡いだ...終わったことには何も覚えてなくて...フウくんライちゃんが心配してくれた...
『大丈夫...これぐらいいつもの事だよ』
「ほう?数日前には無かったぞ...A...そこの2人は騙せても我には騙せまい」
「うお!?朱雀」
「わぁ!?朱雀だ!」
『す...ざくさん....』
「2人とも...この子を連れて麒麟の元へ向かってくる...借りてもよいか?」
「あいわかった!」
「ガッテン承知!」
そう言いながら軽々抱えて飛んだ..そういえば妖魔界で死ねば...どうなるんだろう...そう考えたが...朱雀さんの腕の力がどんどん強くなる...でもこれ...痛くない...むしろ...ほわほわする
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作者名：のうな | 作成日時：2023年7月26日 0時
