成長した俺たちと2 (ページ8)

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ルシア視点

あんなこともあったのぉ...ようやく歳が増えた時じゃったのぉ....みな等しく1歳繰り上がったからのぉ....今覚えば...この時からずっと...

『んむ....ムジュ....おもい....』

「重くないヨ...起きてヨ」

『わかった...おきる....おきるから....』

おぉ...寝ぼけておるではないか...元々寝起きは悪い方じゃったし....それなりにこの場に心を許しておるのじゃろう....

「おはよう...よう眠れたかのぉ?」

「水は飲むか?」

『...おれは....がきじゃねぇ...』

「いや...僕達から見れば子供だよ」

「そうだ...それに戻るためにはお前の力が必要なんだろ」

まだ眠そうじゃ...ムジュ...そんなに抱きつくでない...別に死なぬし消えるわけでもないのにのぉ....

『....へ....変な目で見られてる気がする...』

「そりゃそうじゃろう...宴会の映像見ておったしのぉ...」

『え...何年前』

「2年前だゾ」

『今年のじゃなくて良かったよ』

まぁ今年じゃと酒飲むやからが3人になる訳じゃし...飲んでもおかしくないのじゃが....バチくそ酔いが回っておったしのぉ...いやぁ...弟とちがったのぉ....あやつザルじゃった

「Aさんは...どれほど戦い続けたんですか...?」

『....?』

「私は....無才と言われていました...あなたは...」

『ただの商人の息子』

「え...?商人...??騎士の家系とかではなくて...?」

『だたの商人の息子...ついでないがな...そもそも継げなかった』

そういえば...こやつだけじゃったな...自分の父親の最後の姿を見たやつは....タラッタは知っておるじゃろうが...あやつの両親は....

「うお!?...ルシアどうした!?」

「そうだよ...可愛い顔が台無しだよ...後で化粧もしてあげるからね」

「化粧は遠慮するのじゃ....そういや...両親の話しよう来ておらんかったなぁと....なぜタラッタは知っておるのじゃ」

「ゾーラの里に良く来ていた...いい魚を買えてな」

ずるいのじゃ...あーあ...笑わももっと早く生まれ取ればなぁもっと仲良くなれておったじゃろうか...まぁ?わらわもしっておるがのぉ!?というかそろそろあちらは動いておるかのぉ....まぁ...少しだけ気にしておいてやろうぞ