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ベータ視点
ルシアたちが帰ってもまだ居座り続ける...いやいや...俺だってそろそろ晩飯作ってやらなきゃなんねぇんだけど....
「そろそろ帰れ...2人とも忙しいんだろ」
「ですが...」
「僕達もっと早くこれてれバ....」
「後悔してもおせぇ...それに...二人が後悔しても...結果は変わんねぇよ」
これはAの選択...きっと女神との契約...きっと怖いだろうけど...恐ろしいんだろうけど....それでも...逃げる気などないのだろう...ようやく帰ったので...そっと椅子に座り..
「...帰ったよ」
『...本当?』
「あぁ...俺が嘘ついてどうすんだよ」
『あはは...正直バレたと思った...』
「だよな...おれも...」
『...やっぱり...おれ空島の方行こうかな...?そしたら...消えれるのに...』
「消えたって意味ねぇだろ...どうせもう1週間も持たないだろ」
『...あたり』
くしゃりと笑う...たぶん...力を酷使しすぎたんだろうけどそれにしたって...進行が早すぎる...自ら消えたがってるような...いや違う...俺のせいだ...俺のせいで...
『なぁ...ベータ』
「な...なんだ?」
『母子ともに健康に育ってるか?』
「あ....あったりめぇだろ!もしかしたらお前の知らないところで大量にガキンチョ作ってるかもな」
『そうだな...羨ましい』
もうほとんど意識がふわふわしてるのだろう...また目を瞑り眠り始めた...その次の日も...その次も...1週間たっても...静かに目を瞑り眠ったまま...リンクはもうこのハイラルから出て旅に行ってしまったし...ルシアとメディは族長の仕事でいっぱいで...カラ坊は鍛冶屋で....そしてタラッタはヨナ様に頼まれてお見合い...ゼルダは国の復刻で...そばにいられるのが俺だけだった...
「...もう..,.行く気か...?はは...鱗がびっしりじゃねぇか...爪も伸び放題だし...髪も...本当に....俺に全部渡して行くんだな....」
俺の体内の魔力を生み出す部分が復活している....つまり俺はまた1人で生きれる...対象に...Aの魔力はすっからかんで...空っぽだ...とりあえず今は静かに見守ろう....
ほんの少しの間目を閉じて傾眠していただけだったが...目を開けるとそこには居なかった...窓から風が吹いてカーテンがなびく...窓のから空を見ると....とても美しくて...神秘的な龍が大空に漂っていた
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作者名：のうな | 作成日時：2023年6月3日 7時
