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トキ視点
僕達のお手紙が届いたのか分からないけど...毎回来る手紙が待ちきれずにウロウロしていまう....
「トキオカと子リンは相変わらずだね」
「だってロイ...Aが僕達のために書いてくれてるお手紙ですよ!」
「そうだヨ!すぐ読んでお返事書かなきゃ!」
「いや手紙ってそういうのじゃないけど」
最近クレイジーがよくわたしてくれる...どうやら今回もそうで...すぐに開けて読む...いつも通り進捗とかしか書いていない....寂しくないのかな...?あ...まだあった...でもほかのとは違い少しくしゃくしゃにされて入っていた
《寂しい》
たった一言だけ...それだけ書いてあっただけなのにすごく胸が苦しくなった...確かに僕達は日々大乱闘で忙しい...それに長時間やってなかったからスケジュールもぎっしり詰まってしまったし...合間合間にほんの少しの休憩だけしか取れない...
「今すぐ抱きしめに行きたいです....」
「僕もだヨ」
「うわ...あの真顔の子からこんな文字が出るとは...」
「本当だね...二人とも休暇取ったらどうだい?」
「そうしたいのは山々なんですが....初代には僕しか剣士がいないので...」
「僕はこの後連続で乱闘だヨ」
「2人とも...困った時はマスターに相談だよ」
「確かに....いいと思います!」
それに聞きたいこともたくさん手紙をに書いてあった.....最近一日が早い気がするって...最近部屋の中が寒いとも言われているって...自分がどんな状態なのか分からないとも...出来れば連れてきてげたい...何を意味してるか分からないから...
「マスター!お願い!!Aを使用人として雇ってヨ!」
「そしたら寂しいなんて手紙送って来ません!!」
「いやいや...Aくんだってやること沢山あるだろうしダメだよ」
「でも....でも」
「でもじゃない...仕方がない...今何やってるかだけね」
そう言って今何してるのか見せてくれた...ベータくんと話してる...
「んで...体大丈夫なの?」
『...ルシアの検査だと....俺はもうすぐ龍になるらしい』
「なるらしいってねぇ」
『あくまで可能性だ...でも...最近は妙に暑さを感じないし時の流れも早く感じる...どうやら女神との契約のお時間だ』
「俺の事だから...自己犠牲選んだねぇ」
『あぁ...だから...あいつらに寂しいなんか言えるわけないじゃないか...俺は消えるんだから』
「はは...悲しいヤツ」
今まで手紙には書いてなかった...さすがにマスターも少し驚いた動きをした...やっぱり会いに行きたい....
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作者名：のうな | 作成日時：2023年6月3日 7時
