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パルテナ視点
嫌な気配がしたので奇跡でちょちょいと空間をいじって引っ張ってみれば...背丈に合わない少し大きめなローブを着ているベータさん...こちらを見て驚いているようです
「....は?」
「良かった...弟さんが探していましたよ」
「オルタが...ざ....残念ですがぁ...行くところがあるんですよねぇ.,,,それではぁ...失礼しまぁす」
「あなた...きついならきついと一言言いませんか?強がりなんですね」
少し顔がひくついて.....足が震えている...私が手を伸ばせば少し下がる...私だけじゃ無理そうですね...と言っても...ほかのメンバーには置いていかれてしまいましたし.,..
「パルテナ様!遅いですよ!」
「まぁ!ピットちょうど良かった...奇跡で保護できたんですよ」
「わっ!?ほんとだベータさん!」
「え....あ....あのぉ....」
「僕皆さんに知らせてきますね!」
「その....はぁぁぁ」
「ため息は行けません...幸せが逃げますよ....それにお2人が心配してましたし...」
「あいつらは...俺たちの方にいちゃ行けない....もう...分かっていることも....話す必要は無い...2人は...太陽の下で生きて欲しい....闇の住人にならなくていい」
何かを知っているかのように話す....そういえば彼もまた時を操る賢者だ...そうならば....もっと早く戻れたはずなのに...なぜ元の世界へ帰らないのでしょう....?
「見つけましたよ!?ベータ!」
「ギラヒム..」
「急にあなたの魔力が移動したと思ったらこんなところに居るなんて...」
「お待ちなさい...貴方にもう一度奪われる訳には...」
「...ギラヒム...計画を教えてくれ...俺たち異世界から来た魔族の最後の戦いだ...消滅する気はあるか?」
「...私も長く生きすぎたからね....もちろんだよ」
「...なら...良いんだ...少しオルタが来るのを待ってくれないか?」
「....もちろんだ」
彼はギラヒムの傍でしゃがんだ....攫った張本人なのになぜ...それに私に警戒もない....しばらくすれば先に進んでいた全員と合流できた...
「....ベータ」
「兄さん!」
「...あぁ....いいな...やはり....お前らは輝かしい太陽の下がお似合いだ」
『...ベータ...俺も知ってるからこそ言わん....それで良いんだな』
「...うん....俺の願いは昔から変わってない....大事な弟と...大好きな人が.....生きていてくれればいいから...それに...もう汚れちゃった...君も後悔しないでね」
少し悲しそうに笑い....ギラヒムに優しくエスコートされて行った
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作者名：のうな | 作成日時：2023年6月3日 7時
