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ベータ視点
大きな物音で目が覚めると同時に....吐き気が...胃には何も無いはずだが...水がボタボタと口から出てくる...かび臭い匂いにほぼ全裸...キーラと言うやつが来てから記憶がほとんど飛んでる..,
「....ギラヒムのくすぐりの方が優しかったな...」
「呼んだかい」
「ギラヒム...」
「すまない...キーラに追い出されてから君の様子を見に来れなかった.....腰は」
「少し痛いかも....しれない」
「...とりあえずこれを着たまえ...ザントが用意した衣服だ...私が破いてしまったから私が用意すればよかったんだが.:..ザントにキッパリ私の服の趣味が酷いと....」
「そ...そうか」
未だに自覚は無いのが驚きだが...正直ギラヒムの服のセンスは精霊だからじゃねぇの?と言いたかったがやめた....ファイみたいなもんじゃね...?だって良く考えれば今の方がマシだよ全然
「とりあえず掴まってくれ...安全圏まで移動しよう」
「まて....バレたらお前らも...」
「安心したまえ...!私とザントとベータ派の魔物たちは既に避難済み...あいつらに利用されるためにいる訳では無いからな」
「...だが....」
「言っておくがこれなら奴らの戦力はだいぶ崩した...君をお取りにさえされなければね」
しっかり掴まってくれとは言われたが...嫌な魔力をビンビン感じる..,咄嗟にギラヒムの衣類を強引に引っ張る...文句を言いたそうだったが地面からでてきた棘でその文句も引っ込んだ
「はは....感謝するよ」
「お前らの反乱やっぱりバレてたんじゃない?」
「隠してたつもりなんだけどねぇ...」
「あっは....残念だネ...まさかの重要な戦力が一気に減るなんて思わなかったヨ....でももいらない...なんせ冥府の神様でいくらでも生み出せちゃうらしいし」
「...ギラヒム俺を置いていけ...足でまといだから...お前だけでも...!」
「何を言っているんだ....あんなことされて置いて...」
「良いから....俺にはまだ利用価値があるから」
「....ｯ...もう1人の君の元に私たちは向かうから....君も!」
頷いて魔導書を取り出す...少し腰が痛いでも....戦えない訳では無い...ギラヒムが少しでも遠くに行けるよう...闇魔法で対抗する...
「さすが魔王軍1の魔道士ﾀﾞﾖ!」
「...それはどうも....ｯｱ」
「また牢獄に戻ろうネ!」
「そんなことさせない....俺諸共....消し飛ばしｯ....!?!?」
急に後ろに引っ張られる...振り向くと緑髪の...確か女神パルテナ....!?なんでこんな所に..z
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作者名：のうな | 作成日時：2023年6月3日 7時
