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ベータ視点
やらかした...バレてないと思ったが...気づかれていたようだ...まだ目の焦点が合わない...腕が動かせない...ギシリっと縄のような音がする...
「あららぁ....予想はしてたケド...裏切るの早いネェ...」
「まぁコイツは元々あっちサイドなのサ」
「....マホロアと...マルク」
確か丸いピンク玉の...ようやく焦点があってきた時髪を捕まれ地面に打ち付けられる...またチカチカする...くそ...
「もしかしてこの子龍に慣れたり?あ...でも君たちの仲間だよねぇ?」
「我が主が直接勧誘した時を操る小僧だ...処分しなくても使い道はまだある」
「それにこの顔です...使い道は沢山ありますよ」
打ち付けられたかと思ったら今度は顎を持ち上げられる...しかもこの手...ザントか...?だが....聞いたことない声も聞こえる...
「お待ちになって...?こやつが奴らにあったのなら情報を知っているはず」
「1度負けた恨みを晴らせるというわけだな」
「...この世界も吾が手の中に...」
「俺らの手の中になるが...?」
その後すぐ拷問室と聞こえた...今の現状逃げることは無理か...よろよろとした足取りで...引っ張られた方に歩く...既に裏切り認定されたのなら...あの二人を逃がせただけでも...十分だな...
「....無理をしたようですね」
「その声....やっぱりザントですかぁ...」
「言っておきますが貴方に同情などしませんよ」
「あぁ....大丈夫だよぉ」
「...貴方を逃がす手筈はまだ計画中です...その間は私とギラヒムが相手を率先しますので」
「そう....ですかぁ」
「えぇ...それまでは本気で相手しますので...耐えてくださいね...特にギラヒムは」
「なんですかぁ...俺...あっちの相手にでもされるんですぅ?」
「おそらく」
「あっはぁ....酷いですねぇ...」
ザントもギラヒムも知ってるはず...あちらの俺が時の勇者に好意を寄せてるように..,俺も...時の勇者が好きだった...今は模造品のダークリンクだけど....それでも好きだった...部屋までつけばいつ来たか分からないギラヒムがもう待機していた...
「そこに座れ」
「わかりましたよぉ....全く誘拐する時も扱いが酷いですねぇ」
「喉枯らされたいのか?」
「もぉ....俺に残ってるのは無いですよぉ...」
ビリビリと服が破られる...規則的すぎる機械音に...少し臆すれば...ヒヤリとした手で頬を撫でられる...こいつも俺に優しいのかよく分からない
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作者名：のうな | 作成日時：2023年6月3日 7時
