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試合は進み、トーナメントは終了を迎えた
優勝は、勝己だった
胸に残る悔しさと、絶対に越えてやるという闘志を胸にして
私の最初の雄英体育祭は幕を閉じた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
体育祭後の二日間は休みなので、家で過ごした
ひさびさのゆっくりできる時間を満喫していた時、母からの連絡に気づいた
『今日は帰れそうにないので、ご飯は自分で買ってきて作ってください！』
またか、と立ち上がり財布を片手に部屋を出る
母は仕事の関係で家に帰れないことが多い
小さいころは祖母の家に預けられていたが、中学生になってからは自分だけで
家にいる様になった
玄関を出ると既に太陽はオレンジに染まっている
今日は焼きそばでも作るか、と考えていると家の前で自転車が止まった
「あら！Aちゃんじゃない！ひさしぶりね！」
聞き覚えのあるその声は勝己のお母さんだった
「こんにちわ！お久しぶりです」
玄関の鍵をかけ駆け寄ると勝己のお母さんは私の肩にポンと手を置き
「ごめんねぇ〜！体育祭の時にうちの勝己が！あいつ女の子の
顔に爆破使うなんてどういう神経してんのかしら！！」
体育祭をTVで見てたのだろう。全然大丈夫です！と首を振ると
せっかくAちゃん可愛い顔してんだから大切にしなさい！と顔を撫でられた
「そう言えばこんな時間にどこ行くの？お友達とどっか出かけるの？」
「いえ、今日お母さんいないんで晩御飯買いにいくんです」
というと勝己のお母さんは私の肩を揺すり
「じゃあうちにご飯食べに来なさいよ！ちょうどこれから作る所だったのよ！」
と顔を輝かせた
「えっ？！いやそんな！ご迷惑かけられませんよ！」
慌てて手を振ると遠慮しなくていいのよ！と顔を近づける
「おばさん久しぶりにAちゃんとご飯一緒に作りたいなぁ〜
ねっ！いいでしょ？具材もいっぱいあるのよ！」
笑顔でそう言われ、断るにも断れない状況になってしまった
何よりこんなに誘ってくれているのに、断るなんて失礼だろう
観念し、じゃあ、お邪魔させてもらいます・・・と言うと
「嬉しいわ〜！何年振りかしら！じゃあうちに向かいましょ！」
と半ば引きずられるようにして家を後にした
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御影 - 毎回思いますが、夢主の絵がとても可愛いです (2022年4月16日 1時) (
レス) @page27 id: 1a6498a95b (このIDを非表示/違反報告)
りお - かっちゃんの髪色は金色ではなくクリーム色では…？ (2020年1月5日 14時) (レス) id: acd24f905b (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 夢主ちゃん普通に可愛い……。私のタイプですwお気に入り登録させてもらいました！これからもがんばってください！ (2019年7月25日 20時) (レス) id: 384c8d82d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずしお(プロフ) - マダオさん» わ〜〜！！ありがとうございます！！！最初らへん病み過ぎですよね笑笑そう言われるとめちゃ気力湧きます頑張ります！！ (2019年7月13日 0時) (レス) id: b3379391c5 (このIDを非表示/違反報告)
マダオ - この小説大好きです…！病んでる爆豪ほんとに最高です。生きる糧ですありがとうございます。 (2019年7月12日 23時) (レス) id: 73cdb567d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずしお | 作成日時：2018年2月18日 22時
