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家の外に出ると学ランのままの姿で勝己がたっていた
「勝己」
そう呼ぶとこちらに気づき、歩み寄ってくる
「何で雄英受けた」
いきなり本題を切り出してきた
言葉を探しつつも私は
「・・・勝己には言ってなかったけど、私ずっとヒーロー目指してたから」
と強気の姿勢で返すことができた
私がそう言うと勝己は眉間にしわを寄せ
「は？何でお前がヒーロー目指す必要があんだよ？対して強くもねぇクセに、
ヒーローが務まるとでも思ってんのか？アァ？
てめぇみてぇな没個性は事務員でもして守られてりゃ良かったんだよ」
イライラとした様子で一気にまくしたてた。
あまりの気迫に押し負けそうになるが、グッとこらえる。
「わ、私だって、皆を守れるって、素晴らしいヒーローになれるって、
オールマイトにも言われたんだよ。だから私は
守られるだけじゃない・・・守りたいんだよ」
勝己の目を見てそう言った
その瞬間勝己は私の手首を掴み、
「なんっでてめぇは！いつもいつもわかんねぇんだよ！」
苦しそうにそう叫ぶ彼の手はビックリするほど冷たくて
・・・ずっと外で待ってたのか、と関係ないことを考えてしまった
「勝己、私・・・私は」
「てめぇに嫌がらせしたのも！！わざと他のやつらを遠ざけたのも！！
全部そのためなのに！！なんで！！なんで気づかねんだよ！！
・・・オレはなんのためにお前に嫌われたんだよ・・・」
掴んでいた手を放し、彼はゆっくりとうなだれた
勝己の金髪が夕日に照らされキラキラ輝くのを眺めながら、
私はそっと口を開いた
「勝己・・・私勝己の事嫌いなんて思ったことないよ。
小学生の時に勢いで口にしちゃったけど、ホントはそんなことちっとも思ってなかった。
だって私達、幼馴染だもん。」
ハッと顔を上げ、勝己は私を見つめた
その表情は少し悲しげな様にも見えた
「A・・・オレは」
幼き日の彼を思い出す
その背中は誰よりもかっこよくて、憧れだった
「私がヒーローに憧れたのも勝己のおかげだったんだよ。」
私がそう言った瞬間、勝己の顔がみるみる曇り
「っふざけんな！」
そう言うと、私を置いて帰ってしまった
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御影 - 毎回思いますが、夢主の絵がとても可愛いです (2022年4月16日 1時) (
レス) @page27 id: 1a6498a95b (このIDを非表示/違反報告)
りお - かっちゃんの髪色は金色ではなくクリーム色では…？ (2020年1月5日 14時) (レス) id: acd24f905b (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 夢主ちゃん普通に可愛い……。私のタイプですwお気に入り登録させてもらいました！これからもがんばってください！ (2019年7月25日 20時) (レス) id: 384c8d82d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずしお(プロフ) - マダオさん» わ〜〜！！ありがとうございます！！！最初らへん病み過ぎですよね笑笑そう言われるとめちゃ気力湧きます頑張ります！！ (2019年7月13日 0時) (レス) id: b3379391c5 (このIDを非表示/違反報告)
マダオ - この小説大好きです…！病んでる爆豪ほんとに最高です。生きる糧ですありがとうございます。 (2019年7月12日 23時) (レス) id: 73cdb567d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずしお | 作成日時：2018年2月18日 22時
