天才は恋に興味をもちました。ver.出会い (ページ5)

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ルフィとAが奇跡的な出会いをしている頃、ナミとサンジはカイから聞いた情報からAの場所のあたりをつけていた。

カイから聞いたのは、ある理由で、この島に来てしまって、故郷に帰るためにあの小舟で帰ろうとしていた、というものだった。

あまりにも無謀な事にカイを怒ろうとしたナミだが、まずはAだと思い怒りをしずめた。

そして、ナミは、Aが流れつくであろう場所にあたりをつけ、手分けしてそこを探せとメリー号の船員である男どもに指示をだした。

だがそこで反抗するのが、この船の船員。

ゾロはカイを置いて船を空けるのはカイが信用ならねぇからいやと反抗。

ウソップは今まで何も知らず、船の保護に当たっていたため、せめて説明をと反抗。

サンジはナミの忠実なしもべのため、得に反抗は無かったが、くちぐちに、反抗されたナミが怒りを表さない訳はなく、ゾロ、ウソップ、サンジの3人は頭にたんこぶを作り船から追い出された。

結局、船にはナミが乗っとくということになり他3人は、Aの捜索をし、見つけ次第、ルフィの捜索に行かされることになった。

ここで一つ問題があるのはゾロだ。ゾロは極度の方向音痴。

そんな彼を一人で捜索させるわけには行かない。

だが、まだAが海に沈んでいる可能性のある今、ゾロを誰かとペアにして行動させると圧倒的に人手が足りなくなる。

迷った彼等はゾロが迷子にならないという0.00000001%も満たない奇跡の確率がおこることを願い3人でバラバラに捜索することにした。

彼らはまだ知らない。

ゾロが迷子にならない確率は0%だ、ということを。