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Aは自分が泣いてることに気づいたのか涙を袖でゴシゴシと拭き取るとルフィに思いっきりぎゅっと抱きつく。
抱きつかれたルフィは食べていた肉がAに付かないように上にあげ、「急にどうしたんだ？」と笑いながら聞く。
Aはそれに
「んーん……。何でもない…。ルフィ、ありがと。」
と笑う。
そんな、どこか甘い空気にサンジが嫉妬心からくる怒りをルフィにぶつけようとするが、ルフィの赤い服が少し濡れていることに気づき、やめる。
しばらくルフィを抱きしめていたAはルフィから離れるとゾロ、サンジ、ナミ、ウソップ、ルフィと順番に見る。
A「私、カイが死んで、おじいちゃんも死んで、もう帰る場所無いの……。
行く宛もない。
そんな私だけど、夢があるの！
………私は、この世界のたくさんの謎を全て解き明かしたい！
君たちと一緒ならそれが叶うと思うの！
だから、私を仲間に入れてください！」
そう、頭を思いっきり下げる、A。
そんなAへ返す言葉は勿論───────
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作者名：ヴォン | 作成日時：2022年8月15日 9時
