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サンジside
Aちゃんの言葉に少し、気を失っていた俺は我らが美人航海士、ナミさんの声によって目を覚ます。
我ながら、レディの一声で起きるほどの女好きさに呆れるが、そんなことは置いといて、鈴のような美しいナミさんの声に耳を傾ける。
ナミ「んで、ゾロは何でAをジロジロと見てたわけ？！」
そう、クソマリモを睨みながら指差すナミさんはまるで、Aちゃんを守るナイトのようだった。
その姿に「カッコイイな〜。」と、見惚れつつ、
Aちゃんを守るナイトは俺だとマリモに喧嘩を売ろうとするが、踏みとどまる。
マリモのAちゃんへの目線は気づいており気になっていたので、ここで喧嘩を売れば話が一向に進まないと考えたからだ。
ゾロ「あぁ゛？………オメェらはそいつのこと信用しすぎなんだよ？！
俺ぁ、信用ならねぇやつと無警戒に食事を囲んで団らんするほど、馬鹿じゃねぇ……。」
そう、ムカつく言い方で言うマリモ。
たしかに、言ってることは間違ってはねぇが、言い方と顔がムカつき、俺はいつものようにマリモ野郎にメンチを切る。
売り言葉に買い言葉。
今回も、似たような喧嘩になると思いきや、意外な人物に邪魔される。
ルフィ「ゾロ〜。Aはいいヤツだぞ！
俺がほしょうする！」
そうニカット笑う船長に、乗る船間違えたか？と、心配になり、ついため息をついてしまった。
他の奴らも一緒のようで、ジト目でルフィを見ている。
そんな中、一人だけ、「あははははは。」と大きな声で笑う可愛らしい声が聞こえた。
その声にみんなが注目するも未だに笑うAちゃん。
ひとしきり笑い終えたのか目尻に溜まった涙を人差し指ですくい取ったAちゃんは「ごめんごめん」と笑う。
正直、めっっっちゃ可愛い。
A「そりゃ、そーだよね。コケ頭くんたちには私は急に現れた怪しい人物だよな〜。
ルフィに保証されても安心感ないしね〜……」
というAちゃんにルフィは
ルフィ「おい！それ、どーいう意味だよ！！
しっけーだぞ！！」
と頬を膨らませて怒るがAちゃんは気にした様子はない。
A「んじゃ、私の能力についての説明をするのも兼ねて自己紹介をするか！」
そう言ったAちゃんの顔は夜空に輝く月のようにうつくしく笑っていた。
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作者名：ヴォン | 作成日時：2022年8月15日 9時
