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そこからはどんちゃん騒ぎだった。
みんながみんな、新しい仲間の加入を喜び騒いでいる。
そして、「宴だー！！」とここが敵地だと忘れ、宴の準備をし始める面々。
それを嬉しそうにAは見つめる。
そんな平和な一時に笑みを溢していたAだがふと思いだす。
出払わせた、海軍の下っ端のことを。
Aはルフィたちに不審がられないように、フェイクとしてAとカイの偽捜索隊を作り、出払わせていた。
それが、海軍の下っ端だったのだが、時間が結構経った今、いつ戻ってきてもおかしくない状態だった。
そのことを急ぎ、彼らに伝えると途端に焦りだし、宴は船に戻ってからということになった。
そして、急ぎ、屋敷の食料や金品を袋に入れた彼らはAに「行くぞ、A！」と呼びかける。
だがAは足元に倒れていた海軍少将の体を起こし、壁に寄りかからせるとその前に座り込む。
その様子に麦わらの一味は不思議そうに見つめる。
Aは男の額あたりに右手をもっていき目を瞑る。
すると、Aのかざした右手は金色に光り、その手からは5、6本の金色の糸が出てくる。
数分間その状態が続いたが、ふとAは目を開ける。
もう、その手は光っておらず、金色の糸も出ていなかった。
立ち上がったAは1つ背伸びをすると次は姉、カイの元へと歩きだす。
そんなAに今まで何が起こっているのか分からず固まっていた麦わらの一味は一気に動き出し、質問攻めをする。
が、その質問が聞き取れなかったAは「ははは〜……。」と苦笑いするとまた目を閉じ、一番彼らの気になっているであろうことを言う。
──私はノウノウの実っていう悪魔の実を食べた能力者なの──
そう、テレパシーのように直接、脳に語りかける。
そのはじめての体験にキャッキャするルフィとウソップ。
そんな彼らを横目に見つつ、サンジは質問を続ける。
サンジ「ノウノウの実を食べたのは分かったけど、さっきのは何をしたんだ？？」
と、男をさしいった。
それはルフィたちも気になって居たようでみんなAに続きを、促すようにジッと見つめる。
Aは彼の質問になんて言ったらいいか分からず少し考えたあと、目でルフィたちの視線を男に誘導させると、口を開く。
A「記憶の
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作者名：ヴォン | 作成日時：2022年8月15日 9時
