30 ページ30
その頃、ウソップは小悪魔と天使の両方を使い分けるAに「女ってこえ〜………。」と震えていた。
ウソップは恐ろしいものを見るような目でAを見ていると、ふと彼女の言葉を思い出す。
A「私がこの男の記憶を操作して、君たちが─────────。」
記憶を操作、と確かに彼女は言った。
記憶を操作するなんてそんな魔法みたいなこと普通の人にはできない。
なら、彼女は何者なのだろうか。
気になったウソップは彼女にそのことを聞こうとするが、ナミによって、それは阻止された。
ひとしきりAを可愛がり、癒やされたナミはまだ悩み続けるルフィに目線を向ける。
ナミ「…………んで、ルフィは何をそんなに悩んでるの？話によれば、ルフィ……。
あんたもAを前に仲間に誘ったらしいじゃない？」
そう言われたルフィは腕を組むのはやめずに言う。
ルフィ「いや、俺もAが仲間になってくれるのはすっげぇ嬉しいんだけどよ……
なんか、Aの言う、とりひきってーので仲間に入れちまったら海軍に狙われないように仕方なく入れたって感じがして嫌なんだよ……」
ルフィの言っていることは正論で、みんなも納得する。
Aはそんなルフィに目を見開き、驚くと嬉しそうに笑う。
A「ふふ。それで、悩んでたのね。
じゃぁ、ルフィ、さっきの取り引きは無かったことにして？
そして、改めてお願いするわ。私を麦わらの一味に入れてください。」
そう、勢いよく頭を下げるとルフィの言葉を待つ。
ルフィ「おう！これからもよろしくな！……ニシシシシ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヴォン | 作成日時：2022年8月15日 9時
