正体と結末 ページ9
『マホトじゃない…?』
「そう、俺はマホトなんかよりも」
「もっとお前と親しくてお前の大好きな奴だ」
私の、大好きな人…
俺とAは付き合ってるので、
Aに文句言うなら先に俺に言えよ
傷つけたら許さねーからな
ジン…?
でも、ジンはさっきまで一緒にいたじゃない…
『貴方は誰なの?』
「はぁ……俺だってば」
「なんかどっかで聞いた声…」
『そんなはずない…、信じられないｯ!!』
私は、
貴方のそのため息の付き方も
俺だってばっていう時のその声も
全部、知ってるの
『どうして、龍史さん…』
「やっとかぁ、俺に気づくまでが長いなぁ…」
龍史さんが私の頬に触れて、口角を上げた
『龍史、さん……』
「俺と2人で生きよう」
『じゃあ、みんなを返して』
私のその言葉で、
龍史さんは腕を大きく振り上げた
その手はもちろん私に振り下ろされて
痺れるような痛みが私の頬に走った
「2人でって言葉の意味が理解できないか?」
『わ、私はｯ…』
その言葉の先を言ったら
また打たれるって思ったら
声が出なかった
龍史さんがまた近づいて、
私の目をまっすぐ見ていて、目が離せない
「これ以上、Aに手ぇ出すな…」
マホトが私を引っ張ってくれて
今はマホトの腕の中
「俺のAに触るな」
背中の方から聞こえた龍史さんの声と共に
マホトも消えた
マホトまで、いなくなった。
「さ、一緒に」
龍史さんが、そうしたいなら
『私も消えてやる』
_______私はもうそこには存在しない。
いや、この世界は終わった。
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if兄方(プロフ) - 金肌さん» ありがとうございます!!更新が止まってしまっていて申し訳ないです!! (2017年9月23日 8時) (
レス) id: b053bebf6e (このIDを非表示/違反報告)
金肌 - 仲間家lovableの時からずっと見てます！この作品も大好きです！更新頑張ってください！ (2017年9月22日 18時) (レス) id: 0c635449f2 (このIDを非表示/違反報告)
if兄方(プロフ) - みかんさん» うぉぉお、、めちゃくちゃ嬉しいですぅぅ(´；ω；｀) (2017年8月4日 10時) (レス) id: b053bebf6e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - if兄方さん» いえいえ！めっちゃ仲間家大好きだし、あなたの小説が大好きだからです！ (2017年8月4日 10時) (レス) id: 536b0b2141 (このIDを非表示/違反報告)
if兄方(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!!仲間家 Lovable の時から、ずっと読んでくださってて、、嬉しいです!!w (2017年8月4日 8時) (レス) id: b053bebf6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：if兄方 | 作成日時：2017年7月28日 0時
