episode 84 ページ44
ふと目を覚ますと、部屋は薄暗くて
小柳がベッドの横に寄りかかって寝ていた
あ、そうだった、私が借りちゃってたんだ
「小柳、小柳起きて、寒いでしょ」
小「……ぁあ?」
「床に座ってたら痛いでしょ? しかもこの部屋寒いしさ、布団入りなよ、私隣の部屋借りるね」
小「別にいいって、病人は寝てろ」
頭をバシッと叩かれて
布団を無理やりかけられてもう一度横になる
「…起こしてごめん」
小「あぁ、別にいいから寝てろって」
「ありがとう」
携帯をいじっている小柳を見ながら
眠くなるのを待つ
小「…忘れてる?」
「何が…?」
小「俺が勢いで、キスしたこと」
「……あぁ、今思い出した」
小「…あれ、気にすんなよな」
「元から気にしてないし」
小「それも腹立つなぁ」
携帯から視線を動かさずに
ケラケラと笑う小柳
「…でもちょっとだけ意識した」
小「…は?」
小柳がこっちを向いた時
少しだけ、あの時の事を思い出した
「ちょ、ちょっとだからね!! あと好きって意味じゃないし!!」
小「いや、そんな否定しなくても」
小柳と目が合ったまま
小柳がベッドの淵に手をかけて
ゆっくり近づいてくる
またキスされる、
そう思って布団をかぶった
小「え、お前ちょ、雰囲気」
「き、キスは好きな人としたいじゃん…、」
小「いんの? 好きな奴」
「いないけど……」
けど、キスのその先の事はもちろん
キスとか手を繋ぐのとかでさえ
本当は好きな人だけの特別にしたい
ただ、その好きな人がいないからね
…どうせ私は夕闇に一生囚われて死ぬんだよ((
夕闇に誘いし漆黒の天使達として死ぬんだよ((
小「あーあ、ねみぃ」
「寝なよ、私も寝るから」
小「明日までに治せよ」
「それはキツいなぁ」
小「はっ、冗談だわばーか」
「バカって言ったな」
小「お前もさっき友哉にバカって言ったろw」
「バレてたのか、」
小柳の話によると
中村が帰る時私に声をかけるか迷いに迷い
バカって言われたからやめとくわって言って
何気に落ち込んでたらしい
なんだ中村、乙女か?
「まぁとにかく、私は頑張って風邪治す」
小「当たり前だろ、早くしろバカ」
「またバカって…、まぁいいや、おやすみ」
小「おう、おやすみ」
あ、結局小柳床で寝たじゃん((
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if兄方(プロフ) - みはさん» ご指摘ありがとうございます!! 誤字が多くて申し訳ないです…、、 (2018年2月5日 17時) (
レス) id: b053bebf6e (このIDを非表示/違反報告)
みは - episode７０でのことです。さんこいちのゆうかさんがさんこいちのゆかさんになってます。 (2018年2月5日 16時) (レス) id: aaf3158e36 (このIDを非表示/違反報告)
みは - episode７０の、さんこいちのゆかさんになってます！ (2018年2月5日 16時) (レス) id: aaf3158e36 (このIDを非表示/違反報告)
if兄方(プロフ) - 豆腐［ 'ω' ］さん» 了解です笑 私自身、こだわりとかはない方なので、アドバイスいただければ全部実施したいと思ってるので、コメント嬉しいです!! ありがとうございます!! (2018年1月25日 16時) (レス) id: b053bebf6e (このIDを非表示/違反報告)
豆腐［ 'ω' ］(プロフ) - かぶるのは分かんないですけどありきたりなのもぜひ!!夕闇さん自体に意味があるじゃないですか！応援してます！ (2018年1月25日 1時) (レス) id: c3ac06bed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：if兄方 | 作成日時：2018年1月7日 3時
