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この想定外は誤算と呼んでもいい。
そしてこの誤算のせいできちんと記憶出来ているのはあの戦争についてだけで、その前後のシナリオに関しては大まかな流れ程度しか頭に入っていない。
戦争終結後の話に至っては必要無いと判断したせいで、ただでさえ断片的だった記憶が、この世界で過ごした数ヶ月の時を経て更に曖昧な情報と成り果ててしまった。
おかげで今自分の記憶の中で私が確信を持てる
どこに、どのタイミングで現れるかなんてあやふやにしか覚えていなかった。
だが戦争が終わって間も無いこの瞬間、私がルフィさんと同じ島にいるとなれば。
ひとまず今を生きる為には。
(海軍と政府、それから一般人の目から隠れなければ)
そして今までに増して過酷になるだろうこの先を生きる為には＿＿
(今の私じゃ力が足りない)
足りない部分を鍛え補う為にはやはり彼に師事するのが一番いいのだろうが、保護されていたとはいえ海軍本部にいた身だ。
ジンベエさんと一緒に頼み込んでも承諾してくれるかどうか分からない。
(まァそもそもそんな都合のいい話は無いよね……
いやでもOK出してくれるのが一番良いっちゃ良いんだけども……)
船員さんたちとレイリーさんの会話を聞き流しながら、会話の輪から外れた場所で1人ため息をついた。
「＿＿おい」
「は、はいッ！？」
不機嫌そうな声が頭上から降ってきて、慌てて顔を上げる。
ローさんの存在に気付くと彼はこちらを見下ろしたまま半歩退いて、
「直に俺たちは島を発つ……お前はここに残れ」
と私に告げた。
「……えーと、つまり、
“政府やら海軍やらに追っかけられてるなら
ってことですね？」
ざっくり察してざっくり要約してみたけど合ってるはず、多分。
頷いたってことはそういうことなんですよね？
「百も承知だろうがお前を乗せての航海はリスクが大きすぎる。
お前を探す為に政府と海軍がどれだけの戦力を寄越すかは分からねェが……それでも本部中将以上の海兵を寄越してくるのは違いねェ。
政府の手の奴らに殺されるのは互いに嫌だろう？」
真正面で私に影を落とす彼の口元が、僅かに笑ったように見えた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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Riran(プロフ) - はじめまして、全部1日で読みました。とても面白かったので続きをお待ちしております☺️ (2022年11月28日 23時) (
レス) @page14 id: 4386bdb6b0 (このIDを非表示/違反報告)
梔子 - りりあさん» 駄作者さんは言い過ぎじゃないですか？ (2022年8月26日 18時) (レス) @page14 id: 2e66f6d817 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 准将イケメンだし性格もドタイプすぎて…海軍海賊これからどうなってくんだろ、続き待ってます (2022年7月24日 22時) (レス) @page14 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
〇 - ボロ泣きでした！まだ続き可能性があるのでしたら楽しみに待ってます！！ (2021年8月25日 14時) (レス) id: b70922fcf0 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾛ賀 - 待ってます！完結させるってお言葉信じてお待ちいたします！頑張ってください！ (2021年6月5日 4時) (レス) id: 77c7a84bb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：福岡 | 作成日時：2018年10月14日 1時
