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サカズキさんと反対の方を振り向き、炎の消えたエースさんを見る。
ほとんどインペルダウンで負った傷だとは思うが、こうも全身くまなく傷だらけでは自分の力不足を少し恨んでしまう。
「……遅くなってごめんなさい、エースさん。
もっと早くあなたの元へ駆け付けられれば良かったんですけど……」
だが檻の外で間近に見ることがようやく叶ったその顔に、思わず頬が緩む。
そんな私を見て、ついさっきまで鬼の形相だった彼が小さく笑う。
「……そんな傷だらけになるまで諦めないでいてくれたのかよ、俺なんかの為に」
私の傷に上から下まで目を通した彼が、困ったように言う。
「まさか私があなたとの約束を破るとでも思ってたんですか？」
「それこそねェよ。
……ともかく本当にありがとうな、A」
真っ直ぐに私の目を見て柔らかく笑んだ彼に、いいえと目を閉じて小さく首を横に振る。
「事はまだ終わっていません」
そう言って今にも殴りかかってきそうな雰囲気のサカズキさんの方を振り返る。
「“余計な真似を”……とでも言いたそうですね？」
軽く煽るように薄ら笑って問う。
「海賊なんぞに絆されおって……！
お前のしていることがどれだけの人間を裏切ったか分かっちょるか？」
絆された……ね。
確かに海軍側にはそう映るかもしれないけれど、私からすればその言葉と事実は根底から食い違っている。
「……いくつか勘違いしているみたいなんで訂正しますが、私はエースさんに何か言われてこうした訳じゃありません。
端からこうするつもりでしたから。
それに、私は海軍を裏切ってなんかいませんし」
「何だと？」
「海兵でもなければ七武海みたいに海軍と何か協定を結んでもいない。
海軍に保護されてるというだけで結局はただの一般人。
味方でもない人間がどうやってあなた方を裏切ればいいんでしょうか？」
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暁 - 准将さぁん...！( ；∀；) (6月25日 10時) (
レス) @page12 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - このシリーズは何回読んでも泣けます。泣きます。 (2018年6月22日 0時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
福岡(プロフ) - 幽夢さん» リクエストありがとうございます！完成次第part5の方に載せますので、しばらくお待ちくださいませ…！ (2018年6月3日 21時) (レス) id: 21bdf75ba1 (このIDを非表示/違反報告)
幽夢 - 夢主が風邪を引いた会やってください (2018年6月3日 21時) (レス) id: 458d879d4a (このIDを非表示/違反報告)
恋雪様だぞ☆(笑)(プロフ) - 夢主がぁぁぁ！お腹ぁぁ！とゆうかサカズキが手ぇ止めようとするってすごいな！徹底的な正義！ (2018年4月26日 23時) (レス) id: 1ed1a2a23c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：福岡 | 作成日時：2018年2月14日 0時
